特ラ連発足10周年を祝す
更 な る 飛 躍 を

協同組合 日本映画・テレビ録音協会
理事長 岩田 廣一

 特定ラジオマイク利用者連盟の創立10周年を心からお喜び申し上げます。
 プロ用のワイヤレスマイクが特定ラジオマイクとして制度化された翌年に創立され、当初、会員36社、会員の所持するA型ワイヤレスマイク数が74本だった利用者連盟が、なんと現在会員数501社で5276本。使用周波数帯が放送局のFPUと共用であるところから1万2,3千本のワイヤレスマイクの運用を日々調整され、この10年間本番におけるバッティングの報告がほとんどなかった。しかも、その運用連絡が1日120から130件あると聞かされ貴連盟のご努力に対し、深く敬意を表する次第であります。
 わが協会員も最近はB型ワイヤレスマイクを使用することが必須となり、今やマイクといえばワイヤレスマイクと言われる時代が参りました。貴連盟の使命は益々重要になっております。今年は、懸案のイヤー・モニター用ラジオマイクも許可されるようで、更に複雑になる運用調整が求められます。また、我々情報通信においてはアナログからデジタルにと変わろうとしております。ワイヤレスマイクもデジタルを視野に入れながらの対応を考えている事と思います。
 世界に一つしかない連盟として「クリアーな電波環境でクリアーな運用」を目指して、一層のご活躍と更なる発展を祈念いたします。最後に貴連盟の一日も早い「社団法人化」を期待いたしまして、お祝いの言葉とせさて頂きます。

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