2017年5月1日 第156号  前 目次 次
最新の運用連絡と調整

Ⅰ.最新の運用連絡・調整総件数(現行と新周波数帯)

 Ⅰ 各年度月別総連絡・調整件数 

17.04.07.現在.
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
24年度 16,962 17,349 17,241 18,505 17,587 22,472 21,945 20,251 20,702 15,721 18,947 19,929 227,611 18,968
25年度 18,692 20,724 18,619 19,034 19,591 23,545 26,458 35,978 26,087 19,180 22,080 23,610 273,598 22,800
26年度 22,117 22,048 21,117 22,575 23,028 28,445 35,228 30,007 27,148 20,058 26,165 27,365 305,301 25,442
27年度 25,820 26,057 24,741 26,402 26,310 30,586 35,837 32,149 26,878 22,670 23,948 28,412 329,810 27,484
28年度 25,906 26,434 29,533 30,042 33,798 31,895 35,280 31,229 30,446 22,801 29,352 33,214 359,930 29,994
29年度                            



新周波数帯の総連絡・調整件数

 各年度各月別総連絡数
17.04.07.現在.
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
26年度 2,858 2,730 2,825 2,501 2,880 5,366 19,160 3,193
27年度 6,412 6,913 7,797 8,969 10,260 11,271 14,135 12,704 11,130 11,499 13,329 18,092 132,511 11,043
28年度 19,161 20,485 24,364 25,677 29,417 27,646 31,100 28,105 27,738 21,327 27,008 31,517 313,545 26,129
29年度

現行周波数帯の総連絡・調整件数

 各年度月別総連絡数
17.04.07.現在.
  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
24年度 16,962 17,349 17,241 18,505 17,587 22,472 21,945 20,251 20,702 15,721 18,947 19,929 227,611 18,968
25年度 18,692 20,724 18,619 19,034 19,591 23,545 26,458 35,978 26,087 19,180 22,080 23,610 273,598 22,800
26年度 22,117 22,048 21,117 22,575 23,028 28,445 32,370 27,277 24,323 17,557 23,285 21,999 286,141 23,845
27年度 19,408 19,144 16,944 17,433 16,050 19,315 21,702 19,445 15,748 11,171 10,619 10,320 197,299 16,442
28年度 6,745 5,949 5,169 4,365 4,381 4,249 4,180 3,124 2,708 1,474 2,344 1,697 46,385 3,865
29年度                            

当期(17年02月から17年03月)と
前期(16年02月から16年03月)の運用連絡・調整業務の比較

(1)現行周波数帯と新周波数帯の運用連絡・調整総件数は
現行周波数帯の運用連絡・調整総件数は前期に比して7,221件の減
新周波数帯の運用連絡・調整総件数は前期に比して11,916件の増
(2)連絡件数と調整件数の比率は
前年期は連絡件数の1.27倍が調整件数で、当期は1.24倍であった。

Ⅱ.特定ラジオマイクが運用された主なイベント (平成29年2月~3月)


イベント名 日程 施設 運用
社数
ブ-ス数 マイク・イヤモニ
アナログ
2・4帯
デジタル
1-4
TVWS
711-714
1.2GHz
住まいの耐震博覧会 2/3 - 2/5 東京ビッグサイト 7 8 4 13 9 26
次世代ワールドホビーフェア大阪 2/5 京セラドーム 9 13 12 8 23 21 64
フィッシングショーOSAKA 2/4 - 2/5 インテックス大阪 7 8 13 7 14 37 71
オートメッセ大阪 2017 2/10 - 2/12 インテックス大阪 7 9 9 38 6 53
ニコニコ闘会議 2017 2/11 - 2/12 幕張メッセ 6 14 10 45 14 69
ジャパンアミューズメントエキスポ 8 10 38 14 48
E8
13 121
次世代ワールドホビーフェア福岡 2/12 ヤフオクドーム 9 13 12 8 17 27 64
スーパーマーケットトレードショー 2/15 - 2/17 幕張メッセ 8 10 6 11 18 35
nanotech 他 2/15 - 2/17 東京ビッグサイト 7 10 4 8 11 23
メディカルジャパン他 2/15 - 2/17 インテックス大阪 5 11 35 35
HCJ 2017 2/21 - 2/24 東京ビッグサイト 5 8 9 21 30
東京マラソンEXPO 2017 2/23 - 2/25 東京ビッグサイト 8 9 4 24
E2
7 37
CP+ 2017 2/23 - 2/26 パシフィコ横浜 15 17 2 4 32 49 87
スマートエネルギーWEEK2017東 3/1 - 3/3 東京ビッグサイト 9 15 21 13 34
スマートエネルギーWEEK2017西 3/1 - 3/3 東京ビッグサイト 8 8 14 10 24
リテールテックジャパン 2017 3/5 - 3/10 東京ビッグサイト 12 16 2 30 6 38
FOODEX JAPAN 2017 3/7 - 3/10 幕張メッセ 5 12 2 12 21 35
セキュリティショー 2017他 3/7 - 3/10 東京ビッグサイト 8 10 2 13 19 34
CarTEX2017 3/15 - 3/17 東京ビッグサイト 12 16 1 24 12 37
ジャパン建材フェア 3/17 - 3/18
ドラッグストアショー 2017他 3/17 - 3/19 幕張メッセ 20 26 24 2 73
E14
33 146
東京モーターサイクルショー 3/24 - 3/26 東京ビッグサイト 11 15 12 26 10 48
Anime Japan 3/25 - 3/26 東京ビッグサイト 19 24 8 6 114 26 154
運用局数20局以上を表記 ※周波数配分イベント    表1

  平成29年2月から3月の2ヶ月間に、首都圏の主な施設で特定ラジオマイクが運用されたものは42催事(ツアー除く)。昨年は49催事でしたので、この期間の特定ラジオマイクを運用するイベント件数は若干減少しました。
 運用数20局を超えたものは22イベントあり、昨年同様ラジオマイクが多く利用されました。
 周波数帯域としては、1.2GHz帯の利用がさらに増え、イベントに多用される事が当たり前になりました。
 2・4帯の機器交換も更に進み、2・4帯利用は減少しています。使用社が少ないという事で安全に運用できるメリットがありますが、周波数移行時期の終わりも見えてきているので、間違いの無いよう新周波数帯に移行して頂きたいと思います。


イベント 周波数配分

(1) 「ニコニコ闘会議2017」 2017/2/11 - 2/12( 幕張メッセ ホール4 - 8 )同時開催、
   「ジャパン アミューズメント エキスポ」2017/2/11 - 2/12( 幕張メッセ ホール2 - 3 )
 ニコニコ闘会議はTVWS帯45局を配分しましたがデジタルが2局のみ、43局がアナログであったため運用が集中したホール4 – 6のプランに苦労しました。
  ジャパンアミュズメントエキスポでは700MHz 2帯4帯38局がホール2に集中したため周波数配分を行いました。TVWS帯は54局を配分しましたが、運用社数が少なかったのと1ブースでの運用局数が多かったが送信機の帯域が分散されていたので周波数の配分については特に問題はありませんでした。
(2) 「CP+ 2017」2017/2/22 - 2/26 ( パシフィコ横浜 )
 TVWS帯 7社32局 ニコンブース10局をベースに配分を検討しました。
 また、1.2GHz帯はSONYブース15局を基本に各社の配分を検討しました。
 両帯域とも混信、干渉等の問題はありませんでした。
(3) 「リテールテックジャパン2017」2017/3/7 - 3/10 ( 東京ビックサイト )
 TVWS帯 11社38局 ホール1アナログ10局から検討を始めデジタルを含めた6社を軸に東1から6まで割り振りました。新設された展示ホール7-8が総務省発表のチャンネルリストに記載がなくラジオマイク専用帯を優先的に配分したためTV37chから42chまで周波数的には比較的に余裕があるのに低い方の帯域が混雑しました。
(4) 「アニメジャパン2017」2017/3/25 - 3/26 ( 東京ビックサイト )
 TVWS帯 11社 114局 を周波数配分しました。オフィシャルステージを担当されたトゥ・ミックスさんのご協力により基本となるプランを共有させていただき各ブースへの配分の参考とさせて頂きました。また前回のリテールテックジャパンの反省から早めに各社担当者とコミュニケーションを取り予備の送信機の対応など相談し周波数の安全な利用を心掛けました。本番前日には不安定なチャンネルに対して予備を4波検討、配分し本番では混信、干渉等の問題はありませんでした。

Ⅲ.干渉報告

  • (1)水戸芸術劇場音響担当山本様より2月12日(日)の公演中43ch( 650-656MHz)に外来からの干渉と思われるノイズが混入したとの問い合わせを頂いたが、同日当該施設周辺でのTVWS帯での運用連絡は入っていなかった。
  • (2)(有)トータルオーバーウェイプランニング 小田様より2月18日東京銀座博品館劇場での「2017年の東京リズム劇場」夜の部でTV35ch,( 605.200MHz )に干渉があり、使用していたゼンハイザーのシステムでも公演後スペアナにスキャンを掛けると干渉波の影響が記録されていた、との報告を受けた。同日の周辺での運用連絡記録を確認したが移動局による運用連絡は無かった。
  • (3)東京国際フォーラム音響担当神尾様より2月27日TV34ch ( 597.050MHz )に演説の様な音声の干渉が午前11時半位から午後12時半位まで入ったとの報告を受けた。同施設に隣接する固定局施設には同時刻に同様の干渉等が無かったかと問い合わせを行ったが、混信等の現象を確認することはできなかった。



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