2017年1月1日 第154号  前 目次 次
新周波数帯チャンネルプラン作成システムについて
◆システムの概要
 本システムは従来ご活用頂いた、700MHz帯でのチャンネルプラン作成ソフトに代わりTVホワイトスペース帯ならびに1.2GHz帯に於けるチャンネルプランを作成するものです。
◆システム開発のポイント
 従来のチャンネルプラン作成ソフトは当機構ホームページより作成ソフトをダウンロードしてご利用頂きましたが、この度の新周波数帯でのシステムに於いてはスマートフォンを始めタブレット端末などの普及により、ツアースタッフの方々の利便性向上を検討に加えクラウドサーバーを用いた設計となっています。
◆セキュリティーに関して
 当システムに於けるログインIDならびにパスワードはセキュリティーの関係上、会員社各社ごとに異なる設定のため 社外、部外者への漏えいには十分にご注意下さい。
◆チャンネルプラン作成ソフトの概要
  • 1 各メーカーより発表されているコントロールソフトウエアならびにプログラムソフトウエアと大きく異なる点は、製品名や型番等の表示ではなく 周波数帯域幅やチャンネルステップなど技術的にも基本となることをベースに設計されています。
  • 2 TVホワイトスペース帯の設定に於いては法令を準拠し地上波デジタル放送とのガードバンドも自動的に設定されます。
  • 3 展示会などの複雑な多チャンネルプランにも対応した設計、アナログ・デジタルの選択によりアナログモードでは3次高調波までを計算し、混在する他の特定ラジオマイクの項目とは三次高調波を検討しない。など現場でのノウハウが組み込まれています。
  • 4 多種多様な仕様の送信機が運用される場面を想定し、帯域幅の個別指定を可能にしました。
  • 5 入力されたデータに基づきチャネル間隔が自動計算されます 正しければGoodの表示が出ます。多くの帯域を使用する場合Goodであった周波数がBadに変わることがあります、入力後は新規保存を選択しCSVファイルのダウンロードからチャンネルプラン詳細の確認を行って下さい。
    Bad表示に変化した周波数は修正モードより変更して下さい。
  • 6 CSVファイルをダウンロードしExcelにて表示したとき 期間 #### ~ #### と表示された場合にはセルを広げて表示して下さい。
  • 7 再利用モードは過去に行ったプランを活用して、新たな催事名等により入力できるモードです。ノウハウの伝承などにご活用下さい。
  • 8 備考の更新はプランの計算とは別に書き換えることが可能です、ノイズの発生や干渉等の記録やメモなどにご活用下さい。
  • 9 ラジオマイクとイヤモニターを同時に使うプランに於いては占有周波数帯域幅の広いイヤモニターから設定することをお勧めします。 帯域の広い方が三次相互変調で発生するチャンネル幅が広く取られるため、一番広い帯域幅の機器に於ける最小間隔以上で隣接チャンネルを設定して下さい。
  • 10 システムの開き方など取り扱い説明の関しましては、ホームページに記載しました  操作マニュアルをご参照ください。
  • *セキュリティーの関係上 ログインIDならびにパスワードの再発行についてはメール、電話等ではお伝えできません。郵便等でのご連絡を予めご了承下さい。
(甲田乃次)


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