2015年9月1日 第146号  前 目次 次
平成27年度情報通信月間参加行事 セミナー&見学会

 平成27年度情報通信月間は、5月15日~6月15日で、「スマート・ジャパン拡げよう可能性、創ろう未来」をテーマに行われました。
 当機構も、情報通信月間の一環として、本年度も6月10日(水)に、総務省 関東総合通信局 21階会議室(セミナー)と、23階電波監視施設(見学会)「東京都千代田区九段南1-2-1 九段第3合同庁舎内」で総務省 関東総合通信局と共催で 【ルールを守って、クリアな運用『ICTでスマート運用』】をテーマに、「セミナー」と、「電波監視施設の見学」の二本立てで開催されました。
 13時30分開演、当機構、田中理事長より「お忙しい中ご参加くださいましてありがとうございます。今回のセミナーは、新しい周波数帯での運用調整と、WSチャンネルリストの検索方法や、新周波数帯に対応したチャンネルプランシステムの話になります、お仕事の一助になれば幸いです。」の挨拶がありました。
 つづいて、関東総合通信局 無線通信部 則武 潔 部長より、「特ラ機構の皆様には、日頃のご協力に感謝いたしております。この度の、再免許の処理も無事終了いたしました、ありがとうございました。また、引き続き新周波数帯への移行のお願いと、ご利用に際しての運用調整につきましては、WS帯に留意されまして、宜しくお願い致します。これからも特ラ機構の皆様には、私共の業務にご理解を頂きましてご協力を宜しくお願い致します。」とのご挨拶を頂きました。
 
 第1部 セミナーは、【ルールを守って、クリアな運用『ICTでスマート運用』】 講師は、特ラ機構の 技術委員長 甲田 乃次 が務めました。
 特定ラジオマイクのクリアな運用のための、運用連絡票の書き方を中心に、TVWSチャンネルリストの検索方法や、多チャンネルでの運用に便利な、この秋完成予定のチャンネルプランシステムの解説が行われました。
 質問コーナーでは、「チャンネルリストにないチャンネルを使用した場合はどうなりますか?」の答えに、不法開設局となり、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金となります、「ルールを守って、クリアな運用」ですね。
 
 第2部 見学会は、15時から、23階に移動し電波監視室にて、不法電波を監視するシステムDEURASを見学をさせていただき、係の方の説明に聞き入っていました。
 なお、DEURASについての解説は 特ラ機構レポート143号の、P20 特別レポート「不法電波に目を光らせる『DEURAS(デューラス)』とは?」をご参照ください。
 不法電波ではありませんが、電波のノイズ源になる最近流行のLED電球(家庭用)に皆さん興味津々、ノイズの様子をスペアナでモニターしました。
 特定ラジオマイクのノイズ源にもなる、多方面に使用される機会が増えているLEDパネル、すべてのLEDパネルが悪いわけではありませんが、ノイズ対策が待たれる昨今です。
 今回セミナーには、35名の応募があり、出席者は26名でした、特別企画の見学会には、22名の応募があり出席者は18名でした。
 皆様お忙しい中でのご参加有り難うございました。
 

(武藤)


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