新年明けましておめでとうございます。

 昨今の電波利用は、携帯電話、無線LANなどによりますます増大し、かつ、ITS、情報家電、電子タグなど多様な分野に拡大しています。また、通信と放送におけるデジタル化とブロードバンド化が進展しています。
 特定ラジオマイク(A型)は、1989年に使用周波数や技術基準を定め制度化した後、今日では、全国約700事業者に約14,200本(放送関係6,600本、一般7,600本)ものラジオマイクが使用されるようになっています。ラジオマイクを始め、今後の電波利用は、新たな利用技術の進展や電波利用システムの導入により、生活、文化、ビジネス、福祉、国民の安全確保など様々な分野で飛躍的に拡大していくことが予想されます。
 そうした電波利用が拡大する中、周波数の逼迫が問題となってきています。総務省では、ラジオマイクを使用される方々には、引き続きお互いの運用調整を行っていただきながら、技術基準や運用ルールを守った利用をお願いしているところであります。
 また、利用ニーズが増大しているラジオマイクについては、今後さらに利便性の向上及び周波数の有効利用を図るため、現在、業界内でデジタル通信方式の導入に向けた検討や実証実験が進められており、総務省では、この結果を踏まえデジタル通信方式の導入を検討していくこととしています。
 貴連盟におかれましては、今後ともラジオマイクの普及と円滑な運用、さらには周波数の有効利用を図るため、ご尽力いただくことをお願いするとともに、貴連盟と会員各位のご多幸とご発展を祈念し、新年のあいさつとします。
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