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日 時 平成15年2月25日 午後3時〜7時30分

場 所 NHK青山荘  「銀杏の間」

 
出席者 18名(事務局含む)
 この会も回を重ね、第3回目になりました。
 当日、放送局からは、NHK中継制作担当者、東京民放5社中継技術責任者会議メンバーにご出席いただき、特ラ連からは理事長、技術委員長および技術委員、事務局が出席しました。
 「イベントでのワイヤレスマイクの使用増」「デジタルFPU(OFDM)の普及」「ワイヤレスマイクのデジタル化について」などのテーマで話し合いました。以下概略をお伝えします。
※ イベント開催時 特ラ連から
 イベント開催時のワイヤレスマイクの増加について、会員は開催の数日前から準備のために会場入りして、多数のワイヤレスマイク(100本を超えることがある)のテストを重ね本番に備えていますが、プレス発表の時など、飛び込みで取材と思われるENGなどでワイヤレスマイクを使うケースがあり、折角チャンネル分けしてあったのが全て狂ってしまう。このような場合は主催者側に登録するシステムになっておりますので守って欲しい、とお願いしました。
 これは昨年10月の近畿での懇談会の折りにもでた話ですが、この場合は放送局さんが迷惑を蒙った、と話されていました。
※ ニュース取材等の連絡 特ラ連から
 取材等の連絡を頂戴するとき所番地が書いてないものもあり、特ラ連のコンピュータシステムは、これが明確でないとバッティング等の検出ができないので、お忙しいとは思いますがお願いしたい。
 また、連絡を頂戴する用紙にデスク、現場担当者のお名前、電話番号などいただいているわけですが、現場の方の携帯の番号が非常に役立っている。急な連絡の場合、双方の会社へも連絡はしますが、現場の人たちへも連絡しています。現場へ連絡がいかないと彼らは全然わからないわけでして。こちらからの連絡で初めて知る、というケースもあります。これはすでにご存知かと思いますが、放送局さんから他府県で取材等のためにFPUやA帯を使用する連絡が来ますと、その地域の幹事局へ知らせるようにしています。
※ 放送局
 報道の場合、会社からも現場へ連絡がつかないということはあります。社のディレクターからの電話も切ってしまう、ということもあります。時間的にニュース放送5分前なんて場合はまず出られません。だからあまり役に立たないかな、と思うんですが。事件などを追っている場合は常に本番状態になっていますから。
※ 特ラ連
 よく分かります。ただ連絡を頂く場合、屋外か屋内かが書いてない場合がありますが、事務局としては、一応屋外と解釈してコンピュータに登録しております。
※ ニュースなどの取材時 放送局
 事件などがあって各局が集中する場合、どこかの局が中心になって現場で話し合いしてチャンネルを決めています。時間がない場合は、各局ラジオマイクを持っていますので、それを使うということもあります。場合によっては、全局使用なし、ということも過去にはありました。
 そのようなことから特ラ連さんから、取材等の連絡についての返事をいただいた場合、固定施設との連絡をとりあって欲しいということですが、報道取材時、現場は携帯電話を持っていますが、まず使えないと思ってほしい。
 FPU使用時の状況については、安全のため1ch分空けるようにしています。OFDMはアナログと違い、9MHzいっぱいにキャリアが立つており、隣接チャンネルへ影響をあたえやすいからです。運用連絡にOFDM1,2,3chとある場合、1,3は移動用に使い2は固定して使うというように、使い分けています。しかし、マラソンの場合などは、1,2,3,4ch全部使うことが多いですね。
 またFPUテストなど、特ラ連さんからくる連絡通りに固定施設等へ連絡すると、ワイヤレスを使用していないということがありましたが、調査の上で連絡が欲しいですね。
これは別の話ですが、六本木のアークヒルズの屋上でテストしたとき、スペアナに大きな電波入力が観察できましたが、A帯なのかその他の外来電波なのか定かではありませんでした。
※ 田中技術委員長
 現在ARIBでワイヤレスマイクのデジタル化を検討中ですが、問題のディレータイムは2000年には10ms以上だったのが現在は4.7msにまで縮めることが可能になりました。
 ゆくゆくは皆さんにお聞かせする機会もあろうかと思います。

以上