特ラ連発足10周年を祝す
創立10周年にあたって

社団法人 日本民間放送連盟

 専務理事 酒井 昭

 創立10周年を迎えられ、心よりお祝い申し上げます。
 ひとくちに10年と言いますが、この間、特定ラジオマイクの普及はめざましく、いまや各種の舞台、イベントや放送局の番組制作・取材等において欠かせないものとなっております。
 貴連盟は平成2年7月17日に設立され、以来、特定ラジオマイク等の無線局の円滑運用および特定ラジオマイク等の普及に鋭意努力され、多大な貢献をされたことに、改めて敬意を表したいと思います。
 さて、貴連盟と当連盟とは、800MHz帯のFPUと特定ラジオマイクの運用について相互に妨害の生じないよう連絡・調整を行うことを目的とする「FPU・ラジオマイク運用連絡協議会」の設立に携わり、また、各地域の民間放送事業者との運用協定の締結等における業務協力をはじめ、その後の共用チャンネル拡大に伴う運用協定の見なおし検討を行うなどして、業務の協力関係を続けております。
 さらに、今後は、演劇・コンサートのみならず、放送番組を制作するうえで、より大きなサービス効果をもたらすものとして注目されている「イヤー・モニター用ラジオマイク」の導入に伴い、同マイク運用のより有効活用を行うためにも、改めて運用協定の見なおしが必要になるものと思われます。
こうした経緯から、より一層緊密な連携をとりながら、FPU・ラジオマイクのより良い運営を目指してまいりたいと存じます。
 今後も日本の芸術、文化の向上発展のため貴連盟のご活躍をお祈り申しあげます。

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