第13回 舞台部門 ミュージカル「ビリーブ・イン・ミー」公演について
 この作品は、前回から実に10年の歳月を経ての再演となったものです。
 今回は土曜日、日曜日の2回公演でした。
今まで経験したことのない両日ダブルキャスト、ワイヤレスマイクもA型16波、B型6波、しかも本番中に主役級8人以外は14波全部キャストが付け替え、それでも拾えないセリフはPCC6本、ガンマイク1本をピンポイントで使用しました。
 1月本番だというのに、前年の12月半ばまで本来の貸館業務に追われ、リハーサルにも顔を出せない状態が続き、初めての音楽合わせもクリスマスを過ぎたころになってしまいました。
そのまま年を越して、正月返上でプランの練り直し、効果音の製作とそれまでの遅れを取り戻すべく頑張りました。
数少ないリハーサルの段階で、役者のワイヤレスマイクに汗がたまり発振するしまつ。しかもデジタル卓がシーンで組んであったので、慣れない私は大慌てでした。しかしながら2回の本番はミスもなく無事に終了する事が出来ました。
今までの大半がアナログ時代であった私にとって、たいへん勉強になった公演でした。

島根県民会館 舞台技術振興課 戸谷 好秀