平成24年度第3回理事会
1.日 時 平成24年12月05日(水)午後3時〜5時
2.場 所 「中野サンプラザ」 6階 フラワールーム
3.出席者 (会長・理事・監事総数22名)
(出  席) 八幡泰彦、石橋 透、伊藤 博、太田洋世、小野良行、金光浩昭、北口紀雄、小松 誠(山下伸一朗)、鈴木久利、津田浩之、田中章夫、出口忠夫、西澤勝之、則行正信、橋本喜代志、橋本秀幸、吉田廣嗣、渡邉邦男。オブザーバー:小間新五。
金子 孝、國枝義久(監事)。
(委任出席) 小俣公洋、杉藤芳明。
4.議 題 議事開始の冒頭、八幡会長よりご挨拶があった。「国との折衝を続けてきているが、官僚独特のものの処し方もあり、庶民肌には馴染まないこともあるが、会員皆様の明るい将来に向かって、我々の出来る事を粛々とやって行ってもらいたい。折衝に臨んでいる方達には心からご苦労さんと云いたい。
引き続いて八幡会長の進行で議題に入った。

(1)運用連絡と調整の近況について、別紙により報告を受ける。
  (別項目参照)
運用調整手順の流れ[pdf]
特定ラジオマイクの周波数移行に係る技術的条件に関する検討会[pdf]
(2)各委員会報告
  • (1) 企画委員会報告、技術委員会報告
    1. 企画委員会は流動的な対応に追われ休会しました。
    2. 技術委員会は「周波数移行プロジェクト」の合同で実施しました。
    3. 報告はプロジェクトの項目に記載します。
  • (2) 編集委員会
    1. 第34回編集委員会は、平成24年11月26日(月)
    2. 当連盟事務局において開催されました。(出席者7名)
    3. 130号の掲載予定の主な記事は下記のとおり。
    4.   ・近畿FPU・ラジオマイク懇談会の報告
    5.   ・Inter BEE取材記事
    6.   ・周波数移行に関する情報
    7.   ・功績賞受賞者 山陰中央テレビジョン放送 古藤 良氏の記事等です。
    8. 読後感などがありましたら、ご投稿お願いします。
  • 特ラ連レポート

129号は、10月31日発送いたしました。平成24年度功績賞受賞者 潟Gヌエイチケイメディアテクノロジー 石川 潤氏の記事を掲載しました。その他、 8月24日開催の、特ラ連と総務省 近畿総合通信局との共催による周波数帯移行に関する説明会報告、事務局石川職員による周波数帯移行に関する新情報を掲載しました。これらについては、今後とも積極的に情報提供していくことにします。発送は12月27日を予定しています。

(3)「特定ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクト」、
    技術委員会の合同委員会
第11回 特定ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクトと技術委員会合同委員会は平成24年10月25日(木)S・C・アライアンス4階会議室で出席者16名により開催した。
進行は「移行プロジェクト」の藤崎リーダーにより、まず会長の挨拶で始まり議事は、配付資料に沿って、田中理事長より各項目の説明を受ける。
  1. 現在までの各経緯として
    (1)特定ラジオマイクの周波数移行に関する現状
    (1) CHリスト
    当連盟の平成23年度の全国の特定ラジオマイク使用した場所の他詳細データを総務省に提出して、測定場所の選定をしている。実測は電波技術協会が担当し、10月下旬、シミュレーションも含めて、3月末にはデータを公表する様である。
    (2) 終了促進措置
    配付資料(スケジュール表)により説明を受けた。10月2日から免許人団体と認定開設者の交渉が始まった。各免許人との関わりは、25年の3月末から移行に係わる通知書が送られる予定になっている。
    (3) WS利用システム運用調整主体の構築
    配付資料(スケジュール表)により説明を受けた。25年度から具体的に新しい組織が動く事になる予定で、WS利用作業班で議論が続いている。会議内容の概要は配付資料により説明された。
    (4) メーカーの動き
    パナソニックにより、1.2GHz帯デジタル特定ラジオマイクの検証・動作実験に協力要請(配付資料)があり、説明を受けて、要請は受理された。なお、実験場所などは今後検討する事になった。
  2. 終了促進措置の補償関係の準備
    田中理事長より、下記の件について準備しておいて下さいとの話しがあった。
    (1)特定ラジオマイクの送受の無線機器の現物と、関係する免許状などの必要書類も整えておいて下さい。
    • 固定設備では送信機はもとより、受信機やアンテナの設置状況などその現況を正しく掌握しておいて下さい。
    • 移動用でも送信機に加えて受信機の現物等も確認しておいて下さい。また、イヤモニについては、付属する機器も多いので員数点検などしておいて下さい。
    • 現在所有されている特定ラジオマイクの購入するに当たってのポイントは何であったか、価格、性能、デザイン、音質、メーカーのメンテナンスなどとまとめておいて下さい。
    (2)認定開設者との打ち合わせ時には、上記項目について言うべき事は遠慮無く云っていただき、お話ししたことについては、確認しておいて下さい。

     以上の説明があって、それぞれの立場で意見交換をした。
    (この合同委員会の配付資料は理事、監事様には郵送した)
     その後の経緯は、平成24年11月28日(水)S・C・アライアンス4階事務室で16名の参加で、第12回「移行プロジェクト」開催された。概要は審議事項で報告する事にする。
(4)第12回「特定ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクト」
平成24年11月28日(水)当連盟事務局で出席者16名により開催した。
内容については審議事項に記載します。
(5)総務省関係、ARIBの報告
a.総務省関係では
  • 審議事項の「特定ラジオマイク周波数帯域移行」の現況にまとめる。
  • 平成24年10月16日(火)当連盟事務局に関東総合通信局 無線通信部 陸上第3課と放送課から4名の方が特ラ連の日常業務の現場体験と、電子申請等についての意見交換をした。
b.ARIB関係では
平成24年12月18日(火)第86回規格会議に会長が出席予定です。特に当連盟に係わる事項はない予定です。
(6)第6回 近畿広域圏「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」報告
   (別項目参照)
(7) PASの動き
これからの対応について、現場の状況を詳しく調べて原点に返って話し合って行きたい。
(8)25年度の再免許手続き
当連盟による申請希望は11月末現在228会員、2,194本。11月中旬に申請書類を送付した。返送率は6割程度。返送締め切りを12月上旬に設定したので、確定数は、次回に報告する。
(9)25年版 会員名簿作成
11月上旬に会員へ送付した、調査用紙に基づき、順次データを変更している。この会員名簿は平成25年1月1日付けで、ホームページを更新する。冊子での配布は中止しました。(23-04 理事会承認)
(10)第13回 功績賞候補作品の募集と後援名義 
  • 今年度も、第1次募集を11月から始めました。理事皆様方の関係する現場サイドからの出品および該当すると思われる作品をご提案いただけますよう理事の皆様方には格段のご協力をお願いします。
  • 後援名義は本年度も(社)日本ポストプロダクション協会(JPPA)、日本映画・テレビ録音協会、日本舞台音響事業協同組合それに日本舞台音響家協会のご理解をいただき了承を得られました。
(11)24年度情報通信月間推進協議会 
第3回運営連絡会が10月31日 ニッショーホールにおいて行なわれた。総務省情報通信国際戦略局 情報通信政策課 浅井直人氏による「Active Japan ICT戦略」と題した講演のあと、平成24年度情報通信月間行事実施状況報告、同 決算見込み報告、平成25年度行事実施方針について報告があった。現在、平成25年度統一テーマの募集に入っている。
(12)ITS実験(インフラ協調システム)について
  • 東富士研究所では4月から各月に渡って実験が続いている。
  • トヨタ市内4ヶ所(24時間体制)で10月から12月末まで実験が続いている。
  • デンソー網走テストセンターは現時点で実験予定の連絡はない。
この3実験とも不具合の発生時は実験を休止することになってます。尚、中心周波数は760MHz±5MHzです。
(13)その他
  • (株)日本デジタル放送システムの夏目企画営業担当部長、廣澤常務取締役と特ラ連は八幡会長、田中理事長が出席して各業界の意見交換をした。
  • インタビー(幕張メッセ 2012.11.14〜16)平成24年11月14日と16日に特ラ連レポートの取材も兼ねて、事務局から五名参加した。


5.【審議事項】
(1) 会員の入退会 平成24年10月〜24年11月分
[入会]
東北: (学)東北芸術工科大学
関東: 潟Gスピーオー(シネマート新宿)、松竹梶i歌舞伎座)、潟eィーケーピー、鰍hMAGICA(東京映像センター)、潟Aール・ユー・オフイス、潟jュートン(パセラリゾーツ AKIBA マルチエンターテインメント)
東海: (有)エボ
中国: ユーアイ・ベルモニー梶iBLUE LIVE HIROSHIMA)

[退会]
関東: 鞄結档^ワースタジオ
近畿: (財)京都市音楽芸術文化振興財団(京都会館)

11月末現在 971 会員
マイク局数 13,193 (2: 2,519  4: 6,501  2/4: 4,173)
デジタルマイク局数 110 (1~3:3 2/3:2 1~4:105)
イヤモニ数 532 (2: 106 4: 92 2/4: 334)
合 計 13,835


(2)第12回 「特定ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクト」
平成24年11月28日(水) S・C・アライアンス4階 会議室で出席者
16名により開催した。藤崎リーダーの進行により、冒頭 八幡会長より大要「日頃色々な対応ご苦労さんです、特定ラジオマイクの周波数自身の移行は完了している。終了促進措置等、これからのものもある、早め早めに手を打って行きたい。」とのご挨拶があった。

議 事

配付資料により、田中理事長が本日の内容を大まかに、個々の議題の大要について説明された。
A.現在までの各経緯
1.ホワイトスペース利用作業班(総務省)
(1) 運用調整組織について
@ 運用調整機関の設置について(10月にPCを受け承認されている)その機能は図-1の系統図になる。
a. 特定ラジオマイクとエリア運用調整や障害発生時の対応は「運用調整協議会」(仮称)が対応する。
b. 地デジ障害発生時の放送事業者からの連絡を受けて、特定ラジオマイク・エリアに連絡対応も「運用調整協議会」(仮称)が対応する。
A 「運用調整協議会」(仮称)の前進に「運用調整連絡会」(仮称)を1月末に設立する。
B その後、連絡調整連絡会(仮称)メンバーを発起人とする「運用調整協議会」(仮称)に移行して本格的に運用調整を行うことになる。
(2) 現・特定ラジオマイク利用者連盟は
特定ラジオマイク利用者連盟は従来と同じく特定ラジオマイク全体をまとめたいと考えている。
2.終了促進措置について(認定開設者と免許人4団体)
配付資料により、概要以下の説明をした。11月20日に第2回の連絡会が開催され、認定開設者からは免許人に対する通知文が示された。この通知文は13/3/28を期限としている、これらについては今後、意見交換して行く。免許人4団体として、特ラ連、舞台音響、演興協、芸団協で交渉に当たっている。この4団体の要望書を提出し検討するよう要請した。内容はこの終了促進措置の問題点を「機器の開発」、「運用調整」、「補償」の3点に絞って、今後の交渉に回答を期待するとした。そして伊藤委員より、詳細説明があった。
3.CHリスト作成(電波技術協会)
特ラ連から、平成23年度の会員と放送局を含めて、特定ラジオマイクを使用したすべてのデータを提出して、総務省で検討され、不足箇所についての意見交換もあり測定場所を約900弱、シミュレーションを入れて合わせると1,900程度に成ると考えられます。実測はブロック別にして測定を予定している。会員の絡む場所については、特ラ連からも運用担当者あてに測定のご協力について文書をお送りする予定です、よろしくお願いします。そして中島副リーダーから測定方法など詳細説明があった。
4.特定ラジオマイクの周波数移行に係わる技術的条件に関する調査検討会
   (NHKアイテック)
図-2の説明は以下の通りである。
目的:「特定ラジオマイクの周波数移行などに係わる技術的条件」を踏まえたうえで、移行先周波数帯において特定ラジオマイクと他の無線システムとの周波数共用に必要な技術的は課題の検討などと低遅延型デジタルラジオマイクの導入に必要な技術的条件の策定に資するデータ取得及びLTEと特定ラジオマイクとの周波数を共用する為の技術的課題の検討を行うことを目的としている。
  • (1)11月22日(木)キックオフとして第1回の「調査検討会」が開催され、
       座長に森川(東大教授)さん、副座長に伊藤(NHK技研)さんを選任した。
  • (2)各検討会の主査として、「共用検討部会」は阿部主査、
       「技術検討部会」は濱住主査が決まった。全て平成13年3月末日までである。
B.全体のスケジュールについて
C.意見交換
  1. 調整について、現場間で調整するのは理解できるがやはりデータは残したい。
  2. 特定ラジオマイクは放送局、音響会員と仕切らず大きく括る方法はないか。
  3. 710〜714の運用調整はしっかりやらないと現場大混乱に成る。
  4. 特ラ連名の各運用者宛に出す案内文と同じ資料を各免許人宛に出した方が親切ではないか。
  5. 可搬型の周波数の使い勝手について、説明した方が良いのではないか。
  6. CHリストが分からないが、WSの高いチャンネルは特定ラジオマイクが使いたい。
  7. イヤモニのあることを充分認識させて欲しい。
  8. LTEとの併存時の700メガ帯での共用条件の吟味はきちんとしたい。
  9. 現・移動型での使用と同じ事をWSで対応すると送信部だけでも3本は必要になる計算がある、かかる維持費の補償はないのか。
等の説明があり、特段の問題はなく承認された。
D.この報告を受けて、意見交換をした。
(1) 全国対応現行の1本を3本と交換した時、
我々は之をどう受け止めるのか、何か良い提案はあるのか、政治判断になのか。問題点は問題点として、総務省又は開設者に問いかけたい。
この場合、3本分の電波利用料、運用調整費を出すのか。その対応は開設者になるのか、条件付けをどうするのか。問題点が多い。
(3) 特ラ連の調整費の額については理事会そして総会の決定になる。
(4) 新システムの動きにも注意が必要である。
(5) 放送局のラジオマイクどうするか放送局と接触して欲しい。特ラ連で当たってみる。
(3) 次回理事会
平成25年02月06日(水)午後3時00分〜5時00分
「中野サンプラザ」 フラワールーム 6階