平成23年度第6回理事会

1.日 時 平成23年04月11日(水)午後2時45分〜4時45分
2.場 所 「中野サンプラザ」7階 7研修室
3.出席者 (会長・理事・監事総数23名)
(出  席) 八幡泰彦、石橋 透、伊藤 博、小野 良行、小俣公洋、金光浩昭、北口紀雄、杉藤芳明、鈴木久利、田中章夫、出口忠夫、西澤勝之、吉田廣嗣、渡邉邦男。
金子 孝、國枝義久。(監事)
(委任出席) 太田洋世、小松 誠、津田浩之、則行正信、橋本秀幸、橋本 喜代志、舞木孝一郎。
(欠  席)
4.議 題 議事の冒頭、八幡会長より「周波数移行は迫っているが実機による検証など何もはかどってない。より良い条件で仕事をしたい、そのためには意見を出し合って、結束を固め、連絡を密にしていきたい」

(1)運用連絡と調整の近況について、別紙により報告を受ける。
   (別項目参照)
 
(2)「特ラ連レポート」
  • 125号は、3月1日に発送いたしました。
    取材記事は、東京ビッグサイトで昨年12月2日〜11日に開催された「第42回 東京モーターショー」、イベント報告は2月5日に福岡ヤフードームで開催された「次世代ワールドホビーフェア2012福岡大会」でした。新しい試みとして「ちょっとブレイク」というテーマを限定しない自由記事を初掲載いたしました。
  • 126号は、3月27日の合同委員会報告、イベント報告は2月9日〜12日にパシフィコ横浜で開催されたCP+(Camera&Photo Imaging Show)、「ちょっとブレイク」は石川職員の記事を掲載する予定です。
     発送は4月下旬を目標にしますが、5月の連休明けになるかもしれません。
(3)各委員会報告
  • 1, 賛助委員会・企画委員会・技術委員会と
    周波数移行対策プロジェクト合同 報告

    例年恒例の賛助・技術合同委員会(11回)に加えて、企画委員会・周波数移行対策プロジェクトも参加して、周波数移行に関する現状と今後の問題点を話し合った。
     平成24年03月27日(火)早稲田 S・C・アライアンス4階会議室で開催し、出席者は17名だった。議事進行は田中理事長が担当した。
    冒頭、八幡会長から、「この移行に関しての環境は厳しいと感じている。現行以上の良い条件が欲しい」との挨拶があった。その後、各委員長、プロジェクトのリーダーの挨拶そして全出席者の自己紹介もあり議題に入る。
    周波数移行について
    現状と経緯
    ・配付資料により、平成23年度における、周波数移行に関する各部門別の日程と会議内容の概要説明があり、その検討・審議の結果が「情報通信審議会情報通信技術分科会 移動通信システム委員会報告 概要」となり、席上配布され、意見募集と成っている状況と、その概要の内容説明が田中理事長、技術的内容は宮前技術委員長が説明した。
    平成24年度の移行に関する予定
     事務局で拾い集めた予定について、裏付けは薄いが参考までに資料とし配布された。
  • 2,  運用調整機関(仮称)
  •  平成24年度4月以降、運用調整をどうして行くのかについての会議がもたれることになっており、その会合での一つの考え方として理事会に提案する資料(ホワイトスペースにおける「運用調整のための仕組み」(案))の説明があった。
  • 3,  総会議案
  • 第1号議案 平成23年度事業報告・平成23年度収支決算ならびに監査報告
    第2号議案 平成24年度事業計画(案)・平成24年度収支予算(案)
    第3号議案 理事の交代
    について、配付資料により、現段階での草案(下書き)について第1号議案は木村参与、2号議案は田中理事長が概要の説明をした。
  • 4, 意見交換
  • 時間の許される範囲で意見を出していただいた。(順不同)
    平成24年7月25日から形の上ではホワイトスペースを使用出来るということになる。
    • その時に機材はあるのか、海外メーカーの製品を使用するのか。
    • 2013年度末までは現行の免許はおりる。2018年度末で現行は運用できなくなると記されている。
    • 試作機が出来、検証して、実用試験は現行と比較するなど相当の併存期間が必要になる、その時現行の周波数帯に携帯電話が電波を出すことはないのか。
    • この併存期に新と旧の送・受信機を所有したら電波利用料は2倍取られるのか。
    • アンテナ関係の配線工事などが伴う場合は休業補償は出るのか。
    • 携帯電話の抑止装置などはどうなるのか。
    • 取り替える時の価格の決定はどういう基準になるのか。 価格統一か、性能を揃えるのか。
    • 地域限定した周波数の製品等考えられるのか。
    • 放送局の特定ラジオマイクはどう対応していくのか。
    • 我々会員に対する認定開設者は何時決まるのか。
    • 現在、実施されているPCの3つについて、〆切が3月20日と4月16日がある。
    等の意見が出された。これらの事項について、今後あらゆる機会を捉えて、明確にしていきたいとの説明があった。
  •  
  • 5, 賛助委員会、企画委員会、技術委員会、周波数移行対策プロジェクトの各報告
  •  各委員会、プロジェクトの報告は(3)各委員会報告の@の項目を参照して下さい。
  • 6, 編集委員会
  • (別項目参照)
  • 7, 第12回 功績賞委員会
  •   平成24年4月6日(金)当連盟事務局で第1回の打合せをしました。参加者は7名でした。応募状況の説明があり、応募数が少ないので、日常の運用連絡等から判断して出品をお願いしたものがあります。
    第2回の選考委員会は4月18日を予定しております。例年のように、SCアライアンスの会議室を借用して開催します。
    現段階の出品作は以下のとおりです。
    その他
    学生部門
    「運用功績賞」「一瞬の時を」
    その他
    学生部門
    「運用功績賞」「学園祭における生放送番組でのラジオマイクの活用」
    舞台関連「運用功績賞」「恋するジュリエット」
    放送関連「運用功績賞」「神々の国 しまね  はじまりの遺産」
    放送関連「運用功績賞」「大!天才テレビくんスペシャル」
    舞台関連「運用功績賞」「わが町」
    舞台関連「運用功績賞」「レッドクリフ−戦−」
    各内容の概要の説明があった。

  • 8, 理事推薦委員会
      24年度の理事体制は1期2年目に当たり、理事推薦委員の皆様には電話により相談させていただき、全員継続するとの経緯説明があった。審議事項により審議を行った。
(4)総務省関係、ARIBの報告
  • 総務省関係では
    • 移動通信システム委員会 特定ラジオマイク作業班の構成委員として田中理事長が参加した。(平成24年1月30日〜3月6日の計5回)
    • 移動システム委員会にオブザーバーとして田中理事長が平成24年3月13日に参加した。
  • ARIB関係では
    • 平成23年度会員懇談会は平成24年2月24日ホテルニューオータニで開催された。一般社団法人に移行して、総会ではなくなった。八幡会長が所用で出席出来ず、田中理事長が代行し、各方面の方達と情報交換した。
    • 2月14日にARIB第83回規格会議、霞ヶ関ビルで行われ、会長が出席した。
(5)第12回 関東広域圏
   「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」
     (別項目参照)
(6)PASの動き
周波数移行の対応で特に開催はしなかった。
(7)24年度の再免許状申請手続き業務の報告
今年度の再免許申請は220会員、1,880本で、手続きは全て終了した。
前年度に比べて会員数、本数とも約3割減少した。自社申請は10会員で全体の約5%と、前年度と同じです。新免許状は、5月下旬までに発送予定です。
(8)24年度情報通信月間推進協議会 
平成24年2月29日 ニッショーホールで第1回運営連絡会が開催され、本年度月間統一テーマは「ICTで 安全安心 スマートライフ」に決定した。情報通信月間行事は、今年も関東総合通信局と共催で参加する。6月下旬に関東総合通信局会議室において、総務省 総合通信基盤局 移動通信課 星野哲雄様に「特定ラジオマイクの周波数移行について」(仮題)と題し講演いただく予定です。
昨年、震災により開催を見合わせた6月1日「電波の日」記念中央式典は、本年度は実施する予定。
(9)ITS実験 (Intelligent Transport System)
トヨタの2月度、3月度は豊田市内の4ヶ所で3月31日まで24時間の予定で実施されています。また、トヨタ自動車東富士研究所で2月23日〜29日と3月12日〜23日8時30分〜17時30分で周波数は共に760MHz帯で実施している。デンソーは4月19日8時40分〜17時25分で愛知県刈谷市デンソー本社で実施しています。障害があれば直ちに実験は休止します。
(10)その他
  • 36協定を結ぶ

    平成24年3月30日(金)田中理事長と青木職員の間で協定書に調印し新宿労働基準監督署に提出、受理された。
    (土曜日現業勤務のため)

  • 日本舞台音響事業協同組合の総会記念「基調講演」と新春「懇親パーティー」に八幡会長と木村参与が招待で平成24年3月23日に参加した。
  • 「(株)日本デジタル放送システムズ」の来局

    経営企画本部 経営企画本部企画営業部担当部長 夏目哲夫様が訪問され、今回の周波数移行でお手伝い出来るとがありましたらとのご挨拶を受けた。

  • 「電波技術協会」を訪問した

    平成24年2月1日 電波技術協会から、周波数移行がらみで話を聞かせて欲しいとのことで、田中理事長が電波技術協会の田中征治理事長をお尋ねして、現状を説明し当連盟の業務の理解に努めた。

  • KDDIから周波数再編の意見交換

    平成24年2月24日 当連盟の業務と周波数再編について意見交換したいとの事で、田中理事長が説明にあたった。

  • 日本テックトラスト(株)との意見交換

    会社概要と周波数移行について、河端社長、石川技術顧問が当連盟に来られて、八幡会長と田中理事長で意見交換した。
    (ゼネラル通商は解散した)


5.【審議事項】
(1) 会員の入退会 平成24年02月〜24年03月分
[入会]
関東: 潟tィート、鰍lAGES.(秋葉原バックステージパス)、東京コンファレンスセンター有明梶i東京コンファレンスセンター有明)、(宗)幸福の科学(白金)、野村ビルマネジメント梶i小金井市民交流センター)、且u音、(宗)幸福の科学(総合本部)、渇コ田オフィス。
東海: ATBサウンド(有)。
近畿: 潟rデオソニック(華王殿ウエディングテラス)、葛、立(明石市立市民会館)。

[退会]
関東: 潟ー・エム・エムサウンドシステムズ、潟Aクセルワークス、(合)ビジュアルマジック、(有)エディションガスパール、オタリテック梶A(独行)都市再生機構。
近畿: 神戸国際ステージ・サービス梶B

03月末現在 935会員
マイク本数 12,516 (2: 2,541  4: 6,500  2/4: 3,475)
デジタルマイク本数 64 (1〜3:3 1/3:2 1〜4:59)
イヤモニ数 424 (2: 114 4: 90 2/4: 220)
合 計 13,004


(2)24年度理事体制
現理事全員が理事1期2年目に入。理事推薦委員会が電話連絡により、周波数移行を含めて懸案山積のため継続を決めて、本人には手紙によりお知らせした。併せて、各委員会及びプロジェクトの委員体制、事務局職員の業務分担などの資料が配布され審議の結果、特段問題ないものとして承認された。別項に掲載する。
(3)24年通常総会 議案と日程
配付資料により、平成24年6月8日(金)「中野サンプラザ」で実施する。
総会は7階10研修室で14時00分〜15時30分。
功績賞表彰式は総会と同じ7階10研修室で15時45分から16時30分。
総会セミナーも同じ7階10研修室で16時40分から17時30分。
パーティーは14階「クレセント」で18時00分から(20時00分)の提案があり、総会セミナーについては「特定ラジオマイクの周波数移行について」総務省 移動通信課 星野課長補佐が講演される。
(4)23年度事業報告・23年度収支計算書の収支報告
配布資料で木村参与から説明があった。(別途総会資料は送付します)
(5) 24年度事業計画案・収支予算案
配布資料で田中理事長から24年度事業計画案の説明があった。収支予算案は別紙により木村参与が説明した。(別途総会資料は送付します)
(6)3号議案、4号議案、
配布資料で田中理事長より説明があった。(別途総会資料は送付します)
以上、総会関係4件合わせて、審議した結果、特に問題なく承認された。
周波数移行と云う時代を画する時期として、理事の皆さんの参加を強く要請いたします。また、セミナー、懇親会にも会員皆さんの多数の参加を期待しておりますのでよろしくお願いします。
(7) 運用調整機関(案)
現在の事務局案として田中理事長が配付資料により説明があり承認された。別項目に記載する。
(8) 木村 和子参与(総務部長)の契約 
本人の働く意志と、これまでの積み重ねた業績により、当連盟事務局に引き続き必要とする人材なので参与(役員)として処遇し継続していただくことにしたい。との提案があり、承認された。
(9)JPPA((社)日本ポストプロダクション協会)
   アウォード2012援助金
標記の援助金について、3口3万円を例年通り提供した。事後承認をお願いして了承された。
(10) (独行)情報通信研究機構(NICT)の
     ホワイトスペース実験
モバイルデータ通信のトラフィックの急増に対応すべく、周波数共用型コグニティブ無線技術の確立をめざし、ホワイトスペースにおいて実験局を運用予定。具体的には無線LANをベースにした方式の、ホワイトスペース無線通信装置(出力100mW)およびエリアワンセグのデータ通信領域に制御情報を埋め込み送り出す、エリアワンセグ基地局(出力10mW)。
周波数範囲は599.0MHz〜767.0 MHz。期間は、平成24年3月下旬から平成26年度末を予定。 場所は横須賀市YRP周辺、同、下浦行政センターおよび田戸小学校周辺。
ITS実験と同様NICTと運用に関する覚書を交わし問題があれば実験の中止することにした。また、使用場所の追加、変更については、柔軟に対応することとした。今後ホワイトスペースに移行するのか、送信出力はどうなるかなどの質問があり、今後確認する事で承認された。
(11) 「サウンドフェスタ2012 大阪」
    には今年度不参加とした
大阪の渡邉楽器が主催する、上記のイベントに昨年は参加して、特ラ連業務の周知と周波数の移行等の問題にも触れて動向を伝えたが、本年度は移行問題含めて業務も多忙なので不参加するとの提案で承認された。ちなみに期間は6月13日、14日の開催となってます。
(12)「Inter BEE 2012」
    に対する協力名義の使用許可
標記の件で(一社)日本エレクトロニクス協会より平成24年2月10日に当連盟に来られ、協力名義の使用許可の要請があり、事務局として主旨に添い協力したいとの提案で問題無く承認された。
(13) 「調整連絡表」の文書保存
平成24年4月2日からコピーによる控えは廃止して、PDFによるコンピューター保存とし、保存用紙は廃止するとの提案で承認された。
(14) 平成24年度の周波数移行に関する予定
事務局が情報収集した資料より作成したものを配布した。出典などに疑問もあるので取扱注意として、配布され、承認された。
(15)情報通信審議会
   情報通信技術分科会
   移動通信システム委員会報告(案)に対する意見募集
意見募集の内容について、配布資料により説明をされた。
(16) 次回理事会
平成24年08月08日(水)午後2時45分〜4時45分
中野サンプラザ 8階 4研修室
平成24年度の第1回目となります、是非ご参加よろしくお願いします。
(田中)