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 最近は、音響業者(PA.レンタル)としてだけでなく、コンサルティングがふえてきました。音を求めてくる人が、音を必要とする空間の中で音がイメージ通りに聴けるように、密なコミュニケーションをとろうと努めるようになりました。
 実はお客様(クライアント)がサウンドデザイナーであり、自分は過去の経験則で、お客様の理想的考えをサポートしているに過ぎないのです。
 音には音源があります。そして音を認識できる空間があります。
 音は、点状・球体状・線状・面状等いかなる音の発生源であっても、音の認識できる位置(音源からの距離)や障害物等によっても聞こえ方は変わってきます。
 我々は現在この地球上にある空間で地球上にある物質からの音を認識することしか出来ません。
 これからは、痒い所に手が届く地球にやさしい音づくりを提案していきたいと思います。
株式会社 ドリーム   代表取締役 則行 正信


この製品の出来るまで
 10年ほど前に某氏から、1cm角という小さいスピーカを集合させたトランスジューサーを、プロ仕様として製品化出来ないかとの相談を持ちかけられました。このユニットは非常に直線性に勝れ、組み合わせによってはハウリングに強いものが出来そうだ、と気がついたのです。つまり、一個の音圧はわずかで、平面波で押してくるならば、マイクロホンに入る音もごくわずか。ユニットはフィルムに銅箔のボイスコイルを蒸着させた極めて軽いもので反応は素晴らしく、歪が少ない。生の音を補うという感覚で使用するならばナチュラルな音を相手に届けることが出来る。1セルわずか1cm角のものを集積して300セルと600セルのものを完成。さらにこれを数台組み合わせてデモを行いました。結果、大変好評でした。スピーカの前で堂々とマイクが使えるのは気持ちいいものです。さらに、このスピーカ専用のデジタルアンプも商品化し、昨年('07年)のinter BEEに出展しました。今年('08)の同inter BEEにも新たな展開でご提案いたします。
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