2017年3月1日 第155号  目次 次
平成28年度 第4回理事会 報告
 
1.日 時平成29年02月08日(金)(午後3時~5時)
2.場 所「中野サンプラザ」 6階「フラワールーム」
3.出席者(会長・理事・監事総数23名)
(出  席)
上田好生、小野良行、小俣公洋、金光浩昭、北口紀雄、小間新五、
田中章夫、津田浩之、東井幸吉郎、西澤勝之、橋本喜代志、吉田廣嗣、渡邉邦男。
伊藤 博、國枝義久(監事)。
(委任出席)
八幡泰彦、石橋 透、矢野 学、右田研介、鈴木久利、則行正信、
橋本秀幸、萩原桂吾
(欠  席)
4.議 題
 田中理事長から「年度末の業務ご多忙の中、平成28年度第5回の理事会にご参加いただきありがとうございます。業務報告と審議事項のご審議をよろしくお願いします」との挨拶があった。
5.[報告事項]
(1)運用連絡と調整の近況について
 配付資料により詳細説明を受ける。資料は別項目に記載します。
1) 最新の運用連絡と調整件数
 特徴は平成25年度12月・平成26年度01月期から今年度の同期間の総件数はほぼ同じである。また、例年1月期は年間の最低件数になっている。
 連絡件数に対しての調整件数は少なくなっている、これは新周波数帯の運用周波数帯域幅は現行周波数帯の運用周波数帯域幅7倍以上になっているので、調整件数は少なくなっているのではないかとおもわれます。
2) 特定ラジオマイクが運用された主なイベント
 今期は件数的には少なかった。主なチャネルプランについて解説があった。
3) 干渉
  • ・「次世代ワールドホビーフェア東京大会」について、
     嘗ての経験、起こりうる状況など各理事さんから情報を頂いた、原因は明ではあるが、頂いた情報は今後の参考にしていきたい。
  • ・「ボジョレーヌーボー解禁イベント」について
     前回も色々意見を頂いたが、原因は掴めなかった。海外からの持ち込みラジオマイクとも考えられるが原因は不明である。
(2)「特ラ機構レポート」
 154号は、平成28年12月27日(金)に発送済です。155号は2月下旬に発送予定です。
 「理事会報告」、「新入会員紹介」、「イベント報告」などを掲載予定です。
 「ちょっとブレイク」は当機構 伊藤監事に依頼した。出来れば3部作にしたいとの希望があり、お願いすることにした。
(3)各委員会報告
① 編集委員会
 「第59回編集委員会」は、平成29年1月30日(月)に「当機構事務局」にて開催しました。
 出席者は6名でした。154号の反省点についていくつか意見が出され、155号については平成29年2月は28日(火)までしかなく、会員の皆様に早く発送できるように原稿締め切りが若干早くなるので各自早めに記事を仕上げるよう編集委員長より周知がありました。
② 技術委員会
 平成29年1月13日(金)高田馬場の会議室で18時30分から20時で宮前技術委員長と甲田副委員長で意見交換をした。今後、当該委員をはじめ関係者からも意見をお聞きして活動して行く事とした。
 「チャンネルリスト」に基づいた「運用連絡票」の改善や「チャンネルプラン」の「技術セミナー」など、今後皆さんのご意見をお聞きして、対応していきたい。
(4)平成29年度情報通信月間推進協議会
 平成29年度情報通信月間テーマが決定しました。
      テーマは「ICTが未来を拓く、豊かな社会」
(テ―マの意味)
 ICTを利活用により、暮らしやすく働きやすい未来社会の実現を図る。
 平成29年度のテーマ・内容などご要望がありましたら、ご意見をいただきたく、よろしくお願いいたします。
 平成29年度の参加申し込みは、平成29年1月27日から同年2月28日までとなっておりますので、近日中に参加申し込みを致します。
 「特ラ機構」としてのテーマを策定しますので、皆さんのご協力をお願いします。

「平成29年度情報通信月間第1回運営連絡会」の連絡が来ました。
日  時平成29年3月1日(水)15:00~16:30
場  所APPLIC会議室
  港区虎ノ門2-9-14 郵政福祉虎ノ門第1ビル 3F
議  題
(1)平成29年度情報通信月間実施計画及び予算等について
(2)平成29年度情報通信月間テーマについて
(3)情通月間行事募集の状況及び今後のスケジュールについて
  この「第1回運営連絡会」には「当機構」も参加する予定です。
(5)総務省関係、ARIBの報告
1) 総務省関係では
  • ・平成29年1月12日(木)「関東総合通信局」に年始の挨拶をする。
  • ・平成29年1月20日(金)「総務省 総合通信基盤局 移動通信課」に年始の挨拶をする。
その他、大きな動きはなかった。
2)ARIB関係では
 平成28年12月09日(金)14時00分~16時00分 霞ヶ関ビルで「第102回規格」会議があり八幡会長の代理で田中理事長が出席した。特段、「当機構」に係わる事項はありませんでした。
(6)第17 回 技術賞候補作品の募集と後援名義
 今年度も、第一次募集を11月から始めています。技術賞になって5回目です。理事の皆様方の関係する現場サイドからの作品などを、ご提案いただけますよう、格段のご協力をお願いします。
 なお、この賞は会員はもとより放送事業者の方も対象にしています。特定ラジオマイクに係わる、地方色豊かな作品、イベントの記録、放送番組などのご応募をお待ちしております。
 理事長からは、特定ラジオマイクの運用している周波数帯は「現行」でも「新」でも制限はありませんのでふるってご参加下さい。との要請がありました。
 ご後援名義は、本年度も(一社)日本ポストプロダクション協会(JPPA)、(協)日本映画・テレビ録音協会(J.S.A)、日本舞台音響事業協同組合(JASSC)、(一社)日本舞台音響家協会(SSAJ)のご承認をいただきました。
(7)ITS実験 (Intelligent Transport System)
トヨタ関係
  • ・市内2ヶ所の大林町、トヨタ町南の実験局の実験は平成29年3月末日まで行います。
  • ・東富士研究所では平成24年4月から開始され現在も実験が継続しています。
デンソウ関係
  • ・現在は実験をしていません。

    この実験で特定ラジオマイクに不具合が発生した場合は実験を休止することになっています。
    尚、中心周波数は760MHz±5MHzです。
(8)日常保守点検
  • ・平成29年1月17日(火)事務局のビジネスホン子機動作不良でNTTに修理依頼して解決した。
  • ・平成29年1月18日(水)事務局のプリンター(キャノン)にヴィールス対策と保守点検をお願いした。
(9)短信・その他
  • ・平成28年12月15日(木)「日本舞台音響事業協同組合」忘年会に渡邉専務理事、甲田GR、武藤GR、松崎主査が参加した。「日本舞台音響事業協同組合」の皆様と短い時間であったが懇親を深めた。
新年会
  • ・平成29年1月6日(金)「日本映画・テレビ録音協会」の「新年会」が「巣鴨スポーツセンター」で開催され、田中理事長が参加した。
  • ・平成29年1月11日(水)「日本映画テレビ技術協会」の「名刺交換会」が「如水会館」で行われ田中理事長、木村事務局長が参加した。
  • ・平成29年1月13日(金)飯田橋 「ホテル メトロポリタン エドモンド」で「JPPA」の「新年会」に田中理事長、木村事務局長、坂入職員が参加した。
  • ・平成29年1月20日(金)「(一社)日本音楽スタジオ協会」の「新年会」に甲田GR、石川主査が出席した。 これらの会に参加して情報交換を密にして友好の絆を強くした。
(10)八幡 特ラ機構会長の現況
 平成29年02月01日(水)療養中のご自宅に当日業務を終えた事務局職員で新年のご挨拶を兼ねて、事務局の業務報告をした。
 短時間の歓談であった。まだ、室内の移動も車椅子で奥さんのアシストが必要であるが。最近はリハビリの運動時に介護士の手助けで車椅子から離れることもあるとのことで、大変お元気で明るく笑顔にも力を感じさせてくれました。受け答えも以前より単語はしっかり口にされるようになった。
 なお、業務報告は平成28年度の賞与関連、平成29年度の給与体制について意見交換した。
(11)その他
「特定ラジオマイク」の調整費について
 平成29年度の調整費について、既に定められた手続きを経て確定されているが、会員の中に所有局数の多寡によって調整費の単価を配慮出来ないかとのご意見があるので、この席で意見交換をしたいとのご発言があった。
 各理事さんからそれぞれの立場により活発ない意見交換の場となった。
 最終的に平成29年度の対応は既存の予算書で対応して、平成30年度についても「協議会の事務局一元化」の動きがあり、平成30年度も暫定として皆様方のご意見をお聞きして理事会の結論を得たい。
6.[審議事項]
(1) 会員の入退会 平成28年12月~平成29年01月分
[入 会]
北海道:株式会社札幌ドーム(札幌ドーム)
関 東:株式会社フォトワークス、宗教法人幸福の科学(HSU未来創造・東京キャンパス)、
株式会社エンター・サンドマン、太田市(太田市民会館)、株式会社THINK FAST
北 陸:株式会社インターフェイス
[退 会]
関 東:株式会社TBSテレビ(赤坂ACTシアター)、株式会社TBSテレビ(赤坂BLITZ)、
髙岸 友行
(2)会員数
平成29年1月末現在 1,196会員
(3)無線局数
無線局数は42,405局
内訳
①現行・周波数帯 
ラジオマイク(イヤモニを除く)2,318局
イヤモニ 135局
合計2,453局
②新周波数帯
ラジオマイク(イヤモニを除く)37,650局
イヤモニ 2,302局
合計39,952局
③総合計42,405局

(4)廃局数
現行周波数帯 18,189局(平成26年4月1日~平成29年01月31日)
      内訳:現行周波数帯(FPU1~4帯)のみです。
(5)理事長の選定
 「田中理事長」から理事長職を「渡邉専務理事」に交代したい。との提案が出された。
 引退する主な理由は「高齢化に伴う業務処理の遅滞と判断業務の不的確性などにより理事長職を続けることは会員の皆様にご迷惑をおかけすることになると判断しました。
 後任には『特ラ連』から『特ラ機構』に至るまで理事として、現在は『田中』と机を並べ特ラ機構をささえて来た、『渡邉専務理事』にお願いしたいと思っています」との提案がありました。
 審議の結果、特に問題はなくご理解をいただき、新しい理事長には「渡邉専務理事」が適任として理事の皆さんから「選定」されました。最終的には6月総会の決議で「選任」されることで具体化となります。
  (定款 第4章 役員等(選任等)の第26条 2項の規定による。
      理事会でこの選定を受けて、総会の決議によって選任される)
  今後の田中理事長の業務は3月末日までには引継ぎをする。それから総会までは必要に応じて出勤もする。
 以上、審議事項の5項目は特に問題なく提案通り承認された。
(6)周波数移行関連事項
A(一社)推進協会関係
第18回 「定例会議」の話題
 平成29年1月26日(木)に当機構 事務室で開催されました。
  • (1)新機器申込み審査完了は全29,329局の98.0%になっている。新機器納品が95%になった。
  • (2)「WS-CH検討サービス」実施状況、総務省HPが2月10日前後に更新されるとの情報である。
    現行周波数帯免許を廃止した会員からの運用連絡が出されているとの報告があった。
    同業者から借りるなどの場合等の意見交換をして、今後の検討課題とした。
B (一財)電波技術協会関係
  • (1)CHリスト修正希望について
    日時・場所 :平成29年01月24日(火)15:00 ~16:00
    「リンク情報システム」 2F会議室
    出 席 者 :「電技協」平畠。「当機構」甲田GR。「リンク情報」武田。
    内   容 :「総務省」発表のチャンネルリストにおける、施設の位置情報とシステム上の地図情報に差異のあるものがあり、今後「推進協会」にも協力を仰ぎ対応していく事とした。
  • (2)第17回「統合データベース作業班」
    日時・場所 :平成29年01月24日(火)16:00 ~17:00
    「リンク情報システム」 2F会議室
    出 席 者 :当機構 : 甲田GR、石川主査が出席する。
    議   題 :「データセンター移設スケジュール」について
    内   容 :内容:「リンク情報システム」から移設スケジュールの明示とそれらに対する内容、スケジュールについての説明があった。
C 機材支援の運用について
  • (1)「推進協会」のテスト機材対応について/li>
    •  「推進協会」が周波数移行中にテスト機として使用した特定ラジオマイクを廃局し「リース会社」に返却したがきちんと管理されていない事がわかり、今後の対応について要望を伝えて詰めることにした。
  • (2)従来から対応している機材支援関係の連絡票について
    •  基本的なルールは大きく変わらないが、周波数移行に伴い連絡票の書き方など時代に合わせたものにして不法電波にならない運用をしていきたいので、ご協力とご理解をよろしくお願いします。
7. 議事録署名人
橋本喜代志、吉田廣嗣の両理事にお願いした。
8.次回 理事会
平成29年04月12日(水) 午後3時00分~5時00分
中野サンプラザ 6階 フラワールーム

次回もお忙しい中とは思いますが、ご出席方よろしくお願いします。

   以上をもって、「一般社団法人 特定ラジオマイク運用調整機構」の平成28年度第5回理事会は
理事の皆さんのご協力により終了しました。議長は議事進行の協力に謝し閉会を宣言した。


本文中の略号について、(順不同)
「特定ラジオマイク利用者団体」(4団体)とは:
公社)日本演劇興行協会、(一社)日本舞台音響家協会、(公社)日本芸能実演家団体議協会、(一社)特定ラジオマイク運用調整機構。
「推進協会」とは:
(一社)「700MHz利用推進協会」の略
「認定開設者」(4団体)とは:
(株)NTTドコモ、KDDI(株)、沖縄セルラー電話(株)、ワイモバイル(株)。
「特ラ機構」とは:
(一社)「特定ラジオマイク運用調整機構」の略
「電技協」とは:
(一財)「電波技術協会」の略
「協議会」とは:
「TVホワイトスペース等利用システム運用調整協議会」の略


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