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 平成19年6月5日〜7日、東京 九段の科学技術館において、『映画テレビ技術2007』が開催された。特ラ連は今年も、情報通信月間推進協議会による情報通信月間参加行事としてブース出展したので、報告します。
 今回も前回同様、ワイヤレスマイクの適正運用について、免許取得までの流れを中心に
総務省および関東総合通信局発行の不法電波追放の啓発や、電波に関するルールについてポスターやリーフレットにてアピールした。
 今年は主催である社団法人日本映画テレビ技術協会創立60周年記念企画の一環として、日本映画・テレビ美術監督協会がデザイン監修している、成瀬巳喜男監督の『浮雲』のセットを再現、撮影や美術、照明のノウハウが体験できるということで多数の人が集まっていた。セットという擬似空間をいかに現実に近づけてみせるか、そのテクニックや工夫には驚かされた。
 電波関係では、2.4GHz帯インターカムの出品があった。ハンズフリーで双方向通信ができ、最大15局までの通話が可能とのこと。
 またA、B両型ワイヤレスマイクを展示しているメーカーもあったが、B型デジタルワイヤレスマイクについては触れられていなかった。商品化はそろそろだと聞いているが。
 今回、総務省関東総合通信局のご協力により初めて、共催という形をとった。電波についての知識、使用にあたってのルール、マナーなど、A型ワイヤレスマイク以外の無線局の使用についても、野外ロケなど電波が飛び交う現場にいる人たちにアピールできればと考えたが、準備期間に余裕がなく細かいところまで煮詰めきれなかった点が反省点として残った。これをステップにして次回はより良い形で開催できればと思った。
 3日間をとおして、学生の来場者が多く感じられたのは、日本映画が盛り返してきていることによる影響なのだろうか。われわれの説明も熱心に聴いてくれたのはありがたかった。
今年は、出展者数が昨年より減少したが、入場者数は、3日間トータルで10,166人と去年とほぼ同数であった。関心度の高さがうかがえた。
   
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