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 特定ラジオマイク利用者連盟は、平成15年6月2日、東京都北区の「北とぴあ」において、平成15年通常総会並びに各種行事を実施いたしました。

  
1  通常総会 午後3時〜4時 14階 瑞祥の間
 出席者 39名  委任状出席者 175名
2  第3回功績賞表彰式 午後4時〜4時30分
3  セミナー「未来のマイクと劇場」 午後4時30分〜5時30分
4  懇親会 午後6時〜8時 16階 天覧の間

1.総会
  八幡理事長の挨拶  「運用モラルの向上に感謝」
  「特ラ連も設立以来、10年を超えまして、どうやら皆様に必要な団体として根付いたように思えます。ニーズは高まっておりますが本数は増えない、ということは必要なところには行き渡ったのかなと思います。それにつけてもわれわれの団体が持っています責任というのは、非常にせまいものではありますが、重要なものである、ということはひしひしと感じられ、特ラ連も14年経って、会員の利用者同士の連携が保てるということは、素晴らしいことだと思います。それと運用におけるモラルが非常に高くなっており、これは放送局さんの尽力にもよりましょう。
 ビジネスでやっていますと、お互いに助け合おうとか、譲り合おうというモラルのある場というのは、実はあまり見受けられません。しかし特ラ連の皆さんはよくご理解いただいて、うまく運用できていると思います。今までは波の棲み分けということでいたわけですが、これからはマイクロフォンが必需品であるというように考えて、性能向上とか、使い方とかに意を払ってよりよいものに育てていきたい」と挨拶しました。 


<議事>
 上記の出席者数により、規約第27条の通常総会のための正会員数の10分の1を超えており、総会は成立。規約により理事長が議長席に着き、議事録署名人に橋本征夫(株式会社千葉共立代表取締役)と青柳典雄(株式会社プロカム技術開発部長)の両氏を選び、議案審議に入りました。

 第1号議案 平成14年度事業報告、収支決算ならびに監査報告
 第2号議案 平成15年度事業計画(案)及び収支予算(案)
 第3号議案 退会(除名)処分について
 第4号議案 連盟規約一部改正
 第5号議案 新理事の選任
 第6号議案 その他


質問
 「3年以上滞納とあるが、2年だと何件くらいか」事務局「15件ほどあります」と説明。続いて「すると来年にはその15件が退会対象なるのか」事務局「そうならないようにしていくことが目的だと思い、努力します」と回答した。
 金子、國枝両幹事より監査報告があり、満場一致の拍手で可決されました。

2.セミナー 詳しくは次号に掲載予定です。
  テーマ「未来のマイクと劇場」
   講師 国際連合技術情報促進機構(日本) 
   理事長 片方 善治氏
  1 三島事件とマイク
  2 ワイヤレスマイクと宝塚のスター
  3 プレスリーとマイク 他



3 懇親会
 八幡理事長の挨拶
 「今日は、片方先生からお話をうかがうことが出来ました。お聞きしてしておりますと、ぼくらは以外に大事な仕事をしているんだな、と教えていただいたような気がします。マイクロフォンを通して新しい表現の世界に入ってきつつあるのではないでしょうか。そのようなことから、今日は勉強する方向について教わったように思います。さらに深く、皆様のお役に立てる世界づくりが出来れば有り難いと思います」。

司会
 本日は、総務省総合通信基盤局電波部移動通信課 課長補佐 岡崎邦春さんと、第一技術係長 伊藤英知さんがお見えになっています。昨日は「電波の日」でしてお忙しいところをご無理申し上げてご出席願いました。

岡崎課長補佐 ご挨拶   「特ラ連の協力に期待
 「昨日は電波の日で、今日も各地でいろいろイベントをさせていただいております。日本においても電波利用が多様になりつつあります。その中で免許を要するものが、8,000万ほどあり、その大半の7,600万局は携帯電話であります。

 このように電波利用が増えているわけですが、そのような中で妨害だとか干渉の問題もありまして、私どもとしましては、特ラ連はじめ、電波の有効利用と秩序のためにご協力いただいていることにあらためて感謝する次第です。
 昨年ワールドカップが開催され、国際的な各種のイベントもわが国で開かれるようになりました。あるいは、皆さんがたが海外へ出かけてラジオマイクを使ったこともあろうかと思います。そういう意味では周波数の問題や、電波の利用の問題でなかなか国際間の整合がとれないということで、ご迷惑がかかっていると思いますが、日本国内において秩序ある、ある種の規制といいますか、ルールを守っていただいて皆さんに多く使っていただくような環境を作っていくことが重要だと考えています。
 
挨拶に立つ岡崎邦春氏
 特ラ連におかれましては私どものこのような部分に積極的にご協力いただきながら、きちんとルールを守って混信のないラジオマイクをお使いいただくようにお願い申し上げたいと思います。
 最近ではラジオマイクの世界も時代の趨勢としてデジタル化の時代になっています。品質の高いラジオマイク、あるいは、そういった混信妨害や運用調整のとれたラジオマイクの一環として、デジタル化になっていくのではないかと思いますので、私どもも皆さん方と協議しながら制度化に向けて頑張っていきたいと思っております」とご挨拶をいただきました。

乾杯は当連盟の関連団体の一つであります,社団法人日本音楽スタジオ協会の浅見啓明会長にお願いしました。                       

中締めは新しく理事担当になられた、NHKテクニカルサービスの近藤達彦さんにお願いしました。
 先任の田中さんの背中を見て追いかけておりましたが、気が付くと随分遠くへ行っていてあわてて追いかける、というようなことがありましたが、これからは見失わないようにします。と先輩を称えた挨拶をされました。
まとめ 大野 
乾杯の音頭をとる浅見啓明氏 中締めの近藤達彦氏