特ラ連発足10周年を祝す
お祝いのことば     


郵政省電気通信局

 電波部長 石原 秀昭

 特定ラジオマイク利用者連盟の発足10周年おめでとうございます。
 貴連盟におかれましては、特定ラジオマイクの制度化以来、特定ラジオマイクの利用環境の整備やその健全な普及発展のため、日頃から御尽力をいただいていることに対して、深く敬意を表します。
 無線局数は、10年前には約560万局であったものが、今や約5,800万局を超えるようになり、電波利用は、急速に普及、発展しております。中でも、携帯電話などに代表される移動体通信の伸びは著しいものがあり、景気低迷からの脱出の牽引役として期待され、情報通信産業の中でも特に成長の著しい分野となっております。
 移動体通信の一つである特定ラジオマイクにおきましては、この10年間で約15,000台もの普及台数となっており、また、近年、その利用形態も多様化しているところであり、郵政省では、これらのニーズに応えるため、本年5月に「イヤー・モニター用ラジオマイク」を制度化したところです。
 限りある国民共用周波数資源を有効活用するため、特定ラジオマイクにおいては、他業務との周波数共用をお願いしているところであり、今後の特定ラジオマイクの増加に伴い、貴連盟の運用調整業務は、益々その重要性が高まるとともにその期待も大きいものがございます。
 今後の貴連盟の更なるご活躍と特定ラジオマイクの益々の普及発展を祈念して、発足10周年のお祝いのことばとさせていただきます。

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