< 特ラ連レポート124
平成23年度第4回理事会
1.日 時 平成23年12月09日(金)午後2時45分〜4時45分
2.場 所 「中野サンプラザ」8階 第3研修室
3.出席者 (会長・理事・監事総数23名)
(出  席) 八幡泰彦、伊藤 博、北口紀雄、小松 誠、小俣公洋、津田浩之、田中章夫、
出口忠夫、西澤勝之(加藤文幹)、橋本喜代志、橋本秀幸、舞木孝一郎、
吉田廣嗣、渡邉邦男。
金子 孝、國枝義久(監事)。
(委任出席) 石橋 透、太田洋世、小野良行、金光浩昭、杉藤芳明、鈴木久利、則行正信。
4.議 題 議事の冒頭、八幡会長より「移行問題は先が見えないが、安易な妥協は許されない、メリットがなければ移行を止める考えは変わっていない」との挨拶があった。

(1)運用連絡と調整の近況について、別紙により報告を受ける。(別項目参照)
 
(2)「特ラ連レポート」
  • 123号は、11月4日に発送しました。イベント報告ではCEATEC JAPANの取材。
    功績賞受賞者のコメントはジョイサウンドプロモーションの中井さん、第3回理事会報告、第4回ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクトの報告等であります。
  • 124号は平成24年1月号になります。会長はじめ理事長、各委員会の責任者の年頭の挨拶、事務局員全員の挨拶を掲載いたします。
    取材記事は「インター・ビー」、及びインター・ビーのセッションの中の、宮前技術委員長のセミナー「デジタルワイヤレスマイクの原理と応用」を取材しました。
    会員にホーム・ページを有効活用していただくために、HPの案内を載せます。
(3)各委員会報告
  • @ 企画委員会報告、技術委員会報告、
    両委員会とも拡大・臨時理事会の開催により休止した。
  • A 編集委員会
    概要の説明があった。(別項目参照)
(4)臨時・拡大理事会報告 (別項目参照)
 
(5)総務省関係、ARIBの報告
  • 総務省関係では
    審議事項の「特定ラジオマイク周波数帯域移行の現況」にまとめる。
  • ARIB関係では
    平成23年12月06日(火)第82回規格会議に会長が出席、特に当連盟に係わる事項はなかった。
(6)第4回 中京広域圏「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」   (別項目参照)
概要の説明があった。
(7)PASの動き
当連盟の周波数帯域の再編がらみとそれぞれのメインスタッフも多忙で会合はもたれなかった。カタログ誌からPASのアピールをしていきたい。
(8)24年度の再免許手続き
当連盟による、申請希望会員は11月末現在216会員、1,845本。11月中旬に申請書類を送付した。申請書の返送率は6割程度。返送締め切りを12月上旬に設定したので、最終確定会員数、本数は次回に報告する。
(9)24年版 会員名簿作成
会員からご返送いただいた調査用紙に基づき、順次データを変更している。会員名簿(平成24年1月1日付)発行に向け編集作業中。名簿はレポート124号にお知らせも含めて同封して発送する予定です。
(10)第12回 功績賞候補作品の募集と後援名義 
  • 今年度も、第1次募集を11月から始めました。理事皆様方の関係する現場サイドからの出品および該当すると思われる作品をご提案いただけますよう理事の皆様方には格段のご協力をお願いします。
  • 後援名義は本年度も(社)日本ポストプロダクション協会(JPPA)、日本映画・テレビ録音協会、日本舞台音響事業協同組合それに日本舞台音響家協会のご理解をいただき了承を得られました。
    関連して、会長よりワイヤレスマイクの使い方は大変良くなったと感じるが。音色について細かい気配りがやや足りない気がする。
(11)23年度情報通信月間推進協議会
平成23年度第3回運営連絡会が11月30日(水)虎ノ門ツインビルディング大会議室で行なわれた。
平成23年度の情報通信月間行事実施報告および情報通信月間決算見込み報告、平成24年度の方針について報告があった。現在24年度統一テーマの募集に入るので提案をお願いしたい。
(12) 東日本大震災義援金について
平成23年総会第5号議案として承認された件名について、半期決算状況と期末までの会計予測を鑑み、平成23年11月15日に307,790円を日本赤十字社大震災義援金口座に振り込みました。税法上損金として計上されます。
(13) ITS実験
11月の実験はなかった。
(14) その他
  1. 会員からの連絡で、ヤフー・オークションに特定ラジオマイクが係っているとの連絡があり、直ちにヤフー・オークションの窓口に掲載されている特定ラジオマイクは無線局の免許が必要である旨の表示をするように伝えた。
  2. 三沢・岩国の2CHの運用制限が解除されました。
    既に、全会員にお知らせを送らせてもらいました。
  3. 第42回 東京モーターショー2011(一般公開:12月3日〜11日)今年度から東京ビックサイトで開催され、ワイヤレスマイクの運用規模は過去最大で29会員57ブース、ワイヤレスマイクの本数は236本(12月5日現在)です。
    12月7日(水)には総務省移動通信課の星野課長補佐他2名の方がワイヤレスマイクの運用現状の視察をされ、課長補佐からはデジタルは使用されているか等の質問もあった。当連盟からは石川職員が対応した。
    この詳細は特ラ連レポートに記載します。
  4. 平成23年12月6日に2011年度(財)日本オーディオ協会「音の日」音の日の集いに会長と大野嘱託職員が出席した。
  5. 「特ラ連ガイド」パンフレットの改訂
    平成18年に改訂しましたが、その後電波利用料改正やデジタル特定ラジオマイクの制度化などに伴い、内容の訂正・追加が必要となりましたので「特ラ連ガイド」の一部を改訂しました。 席上、資料を全理事に配布した。
5.【審議事項】
(1) 会員の入退会 平成23年10月〜23年11月分
[入会]
関東: (有)タツサウンド、シュア・ジャパン(有)
東海: (有)クロスファクト
中国: 潟Lラキラ雲南
九州: 池田 元樹(アコースティックセンス)

[退会]
関東: ゼネラル通商
北陸: 潟Pーブルテレビ若狭小浜
近畿: 滑ヨ西都市居住サービス(シネ・ピピア)

11月末現在 927会員
マイク本数 12,410 (2: 2,556  4: 6,531  2/4: 3,323)
デジタルマイク本数 34  (1-3ch 5本、1-4ch 29本)
イヤモニ本数 389 (2: 126 4: 89 2/4: 174)
合計 12,833

(2)特定ラジオマイク周波数帯域移行の現況
  1. 特定ラジオマイク周波数帯域移行に関する会合名の表示する
    1. 「特定ラジオマイクの周波数移行に係わる技術的条件に関する調査検討会」(以下、「調査検討会」とする)調査検討会の下に技術検討部会と電波伝搬部会がある。
    2. 「特定ラジオマイクに関する利用調査」
    3. 「ホワイトスペース推進会議」の「共用検討ワーキンググループ」(以下、共用検討WGとする)
    4. 特ラ連関連の4団体会合(以下、4団体と表示する)
  2. 各会合名の拡大・臨時理事会開催以降の動き
    1. 調査検討会
      平成23年11月28日(月)第4回調査検討会が開催され、今までの活動の中間報告があった。 平成23年12月5日(月)第4回の技術検討会事前合せは「放送システム委員会 報告(案)概要」(総務省)の説明を受けて、ホワイトスペース共用検討として、
      • 特定ラジオマイクの使用場所が特定できるケース(屋内、テーマパーク、イベント会場)
      • 特定ラジオマイクの屋外(場所の特定が出来ないケース)
      これらについて、特定ラジオマイクの回路設計、電気的特性の捉え方、運用上の問題点などを第4回技術検討会(12/19予定)に提案する為の事前打合せをすることになる。
      主な項目の概要については配付資料により説明があった。
    2. 「特定ラジオマイクに関する利用調査」について
      11月中旬から、会員の特定ラジオマイクに関する移行調査が始まる。全国所有本数の多い会員28会員のヒヤリングと同時に残りの全国会員のアンケート調査も始まりました。その旨のお知らせも全会員に送付しました。会員のヒヤリングと同時に残りの全国会員のアンケート調査も始まりました。その旨のお知らせも全会員に送付しました。
    3. 共用検討WG
      平成23年12月1日 第5回共用検討WG(その席での配布資料を配布した)を傍聴した。4団体の要望条件を反映された報告書を阿部委員が説明された。その他のホワイトスペース(以下、WSと略す)を共用したい各団体(エリア放送型、特定ラジオマイク、センサーネットワーク、広域モニタリング、災害向け通信システム、災害地の情報取得通信システム)の説明があった。
      個人的であるが各方面からの意見を聞いて、特定ラジオマイクは移行である故にWSの周波数は優先されることは理解されているが個々の話になるとそれぞれにエゴが出る感じであった。放送局からは今後も地デジの周波数は増加するやの話しが聞こえてくる。当連盟としては今までの利便性と使用実績を評価されない移行はない。現状を維持する為にも音声専用波は欠かせない条件と感じた。
    4. 特ラ連関連の4団体会合
      1. 平成23年11月24日(木)4団体打合せ、
        移行に対しての要望条件を4団体で協議し骨子をまとめた。特ラ連もこの骨子を踏まえつつ、従来から提案している1.2GHz帯の実証・検証、調整機関の設定、運用者の認定制度など加える事にした。
        ( 資料:理審−1 要望条件最終版)
      2. 平成23年11月29日(火)4団体とテレビ朝日の阿部施設担当部長(技術調査会・技術検討部会主査で共用検討WGの委員)との意見交換をテレビ朝日の会議室をお借りして行った。
        12月1日の第5回共用検討WG(総務省)からの要請で、技術調査会の総意も汲んで共用条件などのアンケート調査の回答の提出を求められているとのことで、その提出書に4団体の要望条件も活かしてもらうよう要請した。( 資料:理審−2共用検討WGへ提出)
        この審議事項の審議で数多くの方達からご意見が出た、多くは現段階での特ラ連の主張を強化すること。電波の混雑している、瀬戸内海、有明などに本当にWSが存在するのか早く総務省は全国の電界強度図を公開して説明する必要がある、会員の皆様にあっては、移動で使用する現状を正確に知りたいので、ご協力をお願いしたい。

      最後に会長より、移行について云えば安全性、利便性の良さなどを確認したい。
(3) ITS実験
12月中旬にはトヨタ所有の新しくできた「東富士研究所テストコース」(静岡県裾野市御宿1200)でITS実験の無線局が告示され、運用に関する覚書の調印を平成23年12月2日(金)当連盟事務所で実施した。
(4)会員名簿の発送について
会員名簿は既にホームページに同じ書式で掲載されています。経費節減のため、平成24年版をもって各会員宛の発送は廃止したい。
しかし調査用紙に付きましては今まで通り10月に発送させていただき、会員名簿の修正をして参ります。ご協力お願いします。
(5)第16回JPPAアウォードの後援名義
社団法人日本ポストプロダクション協会より標記の件で使用許可願いが例年通り届きましたので後援名義使用を許可しました。
(6)その他
海外WS事情調査については、放送局との関係余りトラブルがないと聞くが何故か。運用調整はどうなっているかなどの話しを聞きたいとの意見があった。
(7)次回理事会
平成23年02月03日(金)午後2時45分〜4時45分
以上、審議事項については、審議意見交換で特に大きな異議はなく承認された。