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平成23年度第3回理事会

1.日 時 平成23年10月07日(金)午後2時45分〜4時45分
2.場 所 「中野サンプラザ」 7階 第11研修室
3.出席者 (理事・監事総数23名)
(出  席) 八幡泰彦、伊藤 博、稲本佳昭(出口忠夫)、太田洋世、小野良行、
金光浩昭、北口紀雄、小松 誠、杉藤芳明、鈴木久利、津田浩之、
田中章夫、西澤勝之(加藤)、舞木孝一郎、吉田廣嗣、渡邉邦男。
金子 孝、國枝義久(監事)。
(委任出席) 石橋 透、小俣公洋、則行正信、橋本喜代志、橋本秀幸。
(欠  席)  
4.議 題 議事の冒頭に当たり、当連盟理事のNHK−MTの稲本さんより、平成24年1月に退職するので、後任は同社 専務取締役の出口さんに引き継ぐとの挨拶があり、出口さんより引き継ぐ旨の挨拶があった。

報告事項に先だって、八幡会長より周波数帯域移行を「てこ」に我々の体制も整えたい。今後どうなって行くのか見当が付かないが、ここまで安定して運用してきた実績は重い、更なる発展をしていきたい。今後とも皆様と共に連絡を密にしていきたい。との挨拶があった。

(1)運用連絡と調整の近況について、別紙により報告を受ける。(別項目参照)
 
(2)「特ラ連レポート」
  • 122号は、9月上旬に発送しました。情報通信月間参加行事セミナー報告、23年度関東広域圏幹事局(テレビ東京)打合せ報告そしてイベント報告では「お台場合衆国2011」サンフォニックスの秋野さんから原稿をいただきました。年度初めのこともあり、理事会報告、事務局周知などが多くなりました。
  • 123号は、シーテックジャパン2011(10/4~10/7)取材記事を事務局大野嘱託職員が担当します。
    八幡会長の総会セミナー報告が未完でしたので、新たに書いていただき掲載する予定です。
    会員によるイベント報告は、連絡いただいた2種類とも会員が多忙のため、残念ながら取材を断念し事務局対応にする。10月末に「Q&A」の冊子と同時の発送予定です。
(3)各委員会報告
  • @ 企画委員会報告
    9月期の開催は特に審議していただく事項もないので、今回は開催しなかった。
  • A 技術委員会報告
    9月期の開催は特に審議していただく事項もないので、今回は開催しなかった。
  • B 第4回「特定ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクト」報告
    別紙により報告を受ける。(別項目参照)
  • C 編集委員会報告
    概要説明を受ける。(別項目参照)
(4) 総務省関係、ARIBの報告
  • 総務省関係では
    • 総務省 総合通信基盤局電波部移動通信課 浅井課長補佐は異動で転出され、新しく星野哲雄氏が課長補佐に就任され、9月16日(金)には当連盟事務所に畠山係長とともに来局された。
      その席で、「特定ラジオマイクに関する利用調査」についてのお話しがあった。
      詳細は審議事項に掲載します。
    • また、9月29日には星野哲雄課長補佐から新しくホワイトスペース実用化に向けた「ホワイトスペース推進会議」の下に「共用検討WG」が立ち上げられてこの会合にARIB 小電力作業班ラジオマイクWGリーダーのパナソニックの五味さんが委員として参加されることになったとの連絡があった。
      スケジュールは23年9月30日検討開始、12月には方針案策定、24年1月から順次技術基準を策定して、4月より順次サービスに入るとしている。
    • 改定電波利用料は10月1日から施行されることになりました。(審議事項で審議する)
  • ARIB関係では
    • 8月9日 地上無線素材伝送作業班(59回)&連絡無線運用条件検討TG(10会)&連絡無線実証実験TG(12回)の合同会議に出席して、放送事業用4FSK連絡無線方式の標準規格化の話し合いに参加した。
    • 9月16日 第81回規格会議に八幡会長が出席した。
(5) PASの動き
メインスタッフが多忙であったこともあり、近々会合を持つ予定です。ミュージックトード社の音響機器カタログ誌も今年度用が発行されました。
(6) 情報通信月間推進協議会
8月の下旬に情報通信月間推進協議会から、東北総合通信局に東日本大震災により被災され、仮設住宅などで生活をされている方々に情報入手の為に携帯ラジオ1,200台(金額で約200万円)贈呈したとのことです。
また、情報通信月間行事に参加したことにより援助金2万円の入金がありました。
(7) 24年度の再免許手続きについて
24年度の再免許予定は、227会員、1,915本の予定。前年度に比べ会員数、本数ともに少なくなっています。該当会員には前年同様10月中旬に、特ラ連で申請するか否かを含めた案内状を発送予定。特ラ連で行なう旨のご回答をいただいた会員には、11月上旬に申請書等を発送し、11月末までにご返送をお願いする予定です。
(8) 23年度年会費納入状況
半期を経過した9月末日の会費納入状況は、昨年の実績を上回りました。 総請求916件75,579,200円に対して843件70,397,600円の納入状況です。パーセンテージでいうと件数で92%、金額で93%です。
(9)23年度上半期収支状況
別紙により報告を受ける。例年と比して特段の問題はありません。特記として、収入では、まだ再免の収入がこれから。支出では功績賞からの東日本大震災義援金等の説明があった。
(10)未収金について
23年度分につきましては年会費・運用調整費及び汎用請求においても順調な納入状況といえると思いますが、9月末日現在に73件5,181,600円の未収金がある事も事実です。繰越の未収金と併せて会員には残高確認と納入のお願いをして行きます。
(11) 来年の名簿作成(名簿データ確認)にご協力を
24年版会員名簿(24.01.01発行予定)のための名簿データ調査用紙を10月下旬にお送りします。内容は例年通りです。併せて放送局の窓口担当者調査も行います。ご返送はFAXでお願いしています。期限は11月下旬ですので、会員、放送局ともご協力をよろしくお願いします。
(12)第12回 功績賞候補作品の募集
今年度も、第1次募集を11月に始めますので、宜しくお願いします。
募集案内をレポート123号に同封してお送りしますので、多数の応募を期待しています。
(13) その他
  • 第4回 中京広域圏 FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会
    平成23年10月24日(月)に東海テレビ本社会議室をお借りして開催します。東海地区会員皆様のご参加を宜しく御願いいたします。
  • 「電気設備学会誌」11月号にワイヤレスマイク関連記事が掲載されます。
    原稿の確認は当連盟で行いました。機会がありましたら、お読み下さい。
  • 「彩の国さいたま芸術劇場」の改修工事が完成して、同劇場で平成23年10月20日「埼玉舞台技術フォーラム2011」が開催されので当連盟より、
    中島担当役員、石川職員を参加させることにしている。

(1) 会員の入退会 平成23年8月〜23年9月分
[入会]
関東: 森ビル梶i表参道ヒルズ)、潟jューオータニ、潟Gヌエイチケイアイテック、
潟Tウンドメソッド、Fill More Far East Inc.
近畿: (有)モンスターサウンドシステム
中国: (社)広島県看護協会

[退会]
関東: (有)ふぉるく

9月末現在 925会員 マイク本数 12,238 (2: 2,557  4: 6,551  2/4: 3,130)
デジタルマイク本数 33 (1〜3:5、1〜4:28)
イヤモニ数 370 (2: 127 4: 95 2/4: 148)
合計12,641本
 特にご指摘もなく、承認された。

(2)設立20周年記念行事の残っている「ワイヤレスマイク・チャンネルプランナー養成講座」(仮称)について
周波数再編に伴う要望条件として「検定制度」(仮称)を謳っていますので、ここにまとめて今後考えていくことにしたい。との提案で特に問題無く承認された。
(3)周波数再編の動き
  • 関係する会合の動き、
    8/3 電波伝搬部会−1、8/5 技術検討部会−事前、8/11第4回「特定ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクト」8/23 電波伝搬−事前、8/31 技術検討部会−1、9/2 調査検討会−2、9/13 遅延実験(プロ −事前打合せ(9/21は台風の為に実験中止)、10/5 潜在・電波伝搬電界測定- 電波伝搬、技術検討両部会合同事前 等が行われた。
  • 現在再編がらみで動いている各会合の窓口
    • @ 周波数再編 調査検討会(請負:NHKアイテック)
    • A 「特定ラジオマイクに関する利用調査」(請負:三菱総研)
    • B 「ホワイトスペース推進会議」の下部組織「共用検討ワーキンググループ」(総務省)
    以下、各項目の内容について、それぞれ別紙により、説明を受ける。
  • 平成23年10月5日 調査検討会の技術検討部会と電波伝搬部会合同事前打合せでホワイトスペース帯(13〜52ch)と1.2GHz帯の潜在電界調査及び電波伝搬試験について、具体的な測定場所・測定、使用特定ラジオマイクなどの提案があり審議されて、まとめられた。今後はこの計画に沿って実施される。測定場所は表−1に示す(次頁)。事案については特に異議はなく承認された。
  • 「特定ラジオマイクに関する利用動向調査」
    全国28会員にヒアリング。ヒアリング会員と個人会員を除いた、全会員にアンケート調査をすることになっており、詳細については別途関係者から話があると思います。まだ具体的な動きは無いとの報告があり、特に問題なしとして承認された。
  • 「ホワイトスペース推進会議」の下部組織「共用検討ワーキンググループ」
    報告事項の総務省関係で内容を記述してあるが。この会合には当連盟は参加していない。ホワイトスペースの特区(26程度の提案が採用されている)を今後どう活かしていくかの会合である。
    各理事からの発言として、何故特ラ連が委員なっていないのか、審議のスケジュールを見ると来年4月には実運用したい的な記述がされている。これはラジオマイクのチャンネルが決まる以前に特区を決めたいという読みが見えてくるのでおかしい。ホワイトスペースを有効活用する観点では同じとすべし等の発言があり、大変おかしな会議であるとの意見が集中した。今後、機会を見て対応したい。
  • 700/900MHz帯移動通信システムに係わる参入希望調査の結果
    「ARIBニュース」801号(総務省ホームページ)掲載の資料が配付された。
(4)トヨタ インフラ協調実験(ITS)
9月7日(水)当連盟事務所で(株)トヨタ自動車渉外担当IT・ITS企画部調査渉外室岩川俊介担当課長と特定ラジオマイク利用者連盟田中章夫理事長で覚書調印する。
  • 社団法人新交通管理システム協会、住友電気工業株式会社、トヨタ自動車株式会社による豊田市内モニター実験。出力は100mW。
  • 株式会社デンソーインフラ協調無線機実験局を使用した電波伝搬およびインフラアプリ実験に対しての覚書である。実験場所は名古屋市内、豊田市内など。出力83mW。周波数は両方とも760MHz、帯域幅は8.3MHzである。干渉などの問題発生時は従来通り協議することになる。特に問題無く承認された。
(5)毎年発行(各年の1月1日発行)の会員名簿について
標記の件で、個人情報保護の為に会員番号、会社団体名だけの掲載になり、ホームページにも掲載されており、経費節減にも成るので全会員に配布する必要はないとの議論があり、意見交換した結果、平成24年の全会員に配布時に平成25年から止めることについて情宣し、意見を聞いて判断することにする。
(6) 次回理事会
平成23年12月9日(金)午後2時45分〜4時45分
「中野サンプラザ」8階 第3研修室
なお、理事会終了後に、この1年を締めくくる忘年会を予定しておりますので、是非ご参加お願いいたします。(参考資料として今後の理事会スケジュール表を配布する)

表−1 測定場所

 測定地点は舞台、ホール、屋内、スタジアム、屋外、都市部及び郊外等を考慮し、以下の地域・条件の10箇所以上(12カ所)とする。測定は1か所2ボイント(測定箇所の状況による)
測定地域場所特徴屋内屋外備考
@東京都内NHKスタジオ都市部屋内スタジオ  
A東京都内NHKホール前NHK屋内スタジオとの比較  
B東京都内
近郊
帝国劇場都市部屋内舞台  
C東京都内NHK技研グラウンド都市部屋外  
D東京都内日比谷公園 など都市部屋外
アマチュア無線レビータ局
街中立ちレポ」・ポイント
  
E東京近郊幕張メッセ都市部屋内イベント会場  
F関東郊外横須賀港(臨海公園)郊外  
G大阪伊丹空港周辺(東久代公園)レーダとの影響確認 都市部屋外空港周辺での影響確認  
H名古屋ナゴヤドーム周辺都市部スタジアム  
I広島広島港地方都市電波混在地域(瀬戸内海)  
J福岡福岡ドーム周辺地方都市スタジアム  
K沖縄沖縄コンヘーンションセンター
(宜野湾市)など
外国波の影響を考慮
レーダーとの影響確認
  

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