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平成22年度第3回理事会

1.日 時 平成22年10月8日(火)午後3時00分〜5時00分
2.場 所 「北とぴあ」 8階  801会議室
3.出席者 (理事・監事総数23名)
(出  席) 八幡泰彦、伊藤 博、稲本佳昭、太田洋世、小野良行、小俣公洋、金光浩昭、
北口紀雄、小松 誠、鈴木久利、田中章夫、西澤勝之、則行正信、半田健一、
藤井英樹、橋本喜代志、舞木孝一郎(宮前真二)、吉田廣嗣、渡邉邦男。
金子 孝、國枝義久(監事)。
(委任出席) 飯盛俊明、杉藤芳明。
(欠  席)  
4.議 題 進行は八幡会長が担当

[報告事項]

(1) 運用連絡と調整の近況について、別紙により報告を受ける。(別項目参照)
 
(2)「特ラ連レポート」
  • 117号は、11月上旬に発送しました。20周年記念行事であった、「ワイヤレスマイク機器展」の報告。イベント報告では東京三光の熊谷国彦様の「世界旅行博」での多数のマイクの中でのご苦労話とCEATEC JAPAN 2010の取材記など。
    恒例の「私の来た路」、「Q&A」などです。
  • 118号は、平成22年1月発行になりますので、会長始め各委員会責任者の年頭挨拶。取材記事は「インタビー」、イベント報告は「ネイルエキスポ」を予定しています。
    これらを中心に「私の来た路」、「Q&A」も引き続き掲載します。
    発送は会員名簿と功績賞募集用紙を同封して12月27日頃の発送予定です。
(3)各委員会報告
  • @ 企画委員会報告
     第2回緊急理事会を平成22年11月18日(木)にS・Cアライアンスの会議室で実施し、第30回の委員会は併催とした。(別項目参照)
  • A 技術委員会報告
     第32回技術委員会は10月に実施して技術セミナーの準備で次回に見送ることにした。
     平成22年特ラ連技術セミナー「ワイヤレスマイク デジタルとアナログの混在使用実験」は平成22年11月29日(月)14時〜16時「北とぴあ」で開催された。参加者は事前受付で一般参加者は49名、事務局などの関係者は12名合わせて61名にになった。
     実験は干渉と多チャンネルに分かれて実施され、特に多チャンネル実験では最大でアナログ4波、デジタル6波合わせて10本(9MHz帯)の実験で問題のないことが実音とスペアナ表示をうまく組み合わせて、視覚、聴覚も動員して実に分かり易く状況が分かった。素晴らしい実験だったと思います。このセミナーについては次号の特ラ連レポートに詳細を掲載します。
  • B 編集委員会(別項目参照)
(4) 総務省関係、ARIBの報告
  • 総務省関係では
    審議事項のラジオマイク周波数帯域移行関係の項目にまとめます。
  • ARIB関係では
    この期間は大きな動きと会合はなかったが、従来郵送されてきた「ARIB NEWS」がメールに変更された。
(5)第5回 近畿広域圏「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」(別項目参照)
(6)PASの動き
 平成22年10月14日(木)17時から18時、アバコ会議室で打合せをもち、今後について意見交換した。特に取り組みに対しての大きな変更はない。
(7)23年度の再免許手続き
 当連盟による申請希望会員は、11月末現在283会員、2,690本。11月上旬に送付した、申請書の返送率は6割程度。返送締め切りを12月上旬に設定ので、最終確定会員数、本数は次回に報告する。
(8)23年版 会員名簿作成
 会員からご返送いただいた調査用紙に基づき、順次変更している。会員名簿(平成23年1月1日付)発行に向け編集作業中。レポート118号に同封して発送する予定です。
(9)第11回 功績賞候補作品の募集と後援名義
  • 今年度も、第1次募集を11月から始めました。理事皆様方の関係する現場サイドからの出品および該当すると思われる作品をご提案いただけますよう理事の皆様方には格段のご協力をお願いします。
  • 後援名義は本年度も(社)日本ポストプロダクション協会(JPPA)、日本映画・テレビ録音協会、日本舞台音響事業協同組合それに日本舞台音響家協会のご理解をいただき了承を得られました。
    意見交換として、賞に値する具体的な表現が分かり難い、どうしても特別なことに視点が行ってしまう。B型での参加もあって良いのではないかなど、今後功績賞委員会で検討する事にしたい。
(10)22年度情報通信月間推進協議会
 平成22年度第3回運営連絡会が10月27日(水)日本消防会館会議室で行われた。
 総務省 総合通信基盤局電波政策課 平松 寛代様の「ホワイトスペースの活用の実現に向けて」と題した講演のあと、平成22年度情報通信月間行事実施状況報告、平成22年度情報通信月間決算見込み報告、 平成23年度の方針について報告があった。現在23年度統一テーマの募集に入っている。
(11)ITS実験
 10月は無し、11月はトヨタが第2東名の静岡県内「浜北区間」と「金谷区間」の2ヶ所で11月8日から19日で実施した。
(12)その他
特になし。

5.[審議事項]

(1)会員の入退会 平成22年10月〜22年11月分
入会
関東 (有)サウンド・ウィーズ、潟Wャパネットたかた(ジャパネットたかた東京スタジオ)
東海 (有)デシベル、ソニーイーエムシーエス
九州 長崎市(長崎市公会堂)
退会
関東 鞄ヌ売新聞東京本社、パナソニック梶ATAC梶A鰍モるさときゃらばん
四国 エフエム高松コミュニティ放送
11月末現在 904会員 マイク本数 11,848 (2: 2,500  4: 6,595  2/4: 2,753)
イヤモニ本数 309 (2: 115 4: 90 2/4: 104)
合計12,157本
(2)日常運用システムの改善
 現行のシステムは混信・障害の危険がなければ調整表はメールしないとしていましたが、これからは、会員が自ら入力する24時間受付体制を目指している一貫として、混信・障害の有無に関わらず調整表を発行するソフト開発をしている。
 事務局としては将来の会員が入力するシステムの一貫と捉え前向きにとらえて、文案などを精査して次回には結論を得ることにした。
(3)審議事項のラジオマイク周波数帯域移行関係
  • 第2回緊急理事会の概要
    平成22年11月18日(木)午後3時00分〜5時00分、(株)S・C・アライアンス 4階会議室で出席者10名で開催する。
A.ワイヤレスブロードバンド経過報告と今後の対応
 ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ」の下に携帯側と各種検討対象業務に寄る、アドホックが10あり、当連盟(宮前技術委員長)は放送局と共に、ラジオマイクのアドホックに参加した。
 それぞれ技術検証して10月末までには再編成案のどれにするかの答申をする予定であったが11月25日にこのWGのとりまとめ骨子が出た。(総務省のホームページに掲載されている)
以下項目はは前回の理事会からの動きの一覧を示した。
  1. WGの委員との意見交換(非公開ヒアリング、質問書、追加など)があった。
  2. 総務省との意見交換
    最終段階に近い時の内容が事務局とりまとめの配布資料(「ワイヤレスブロードバンド」の現状におけるQ&A)により説明があった。
  3. マスコミなどへの意見書の投げ入れなど4団体まとまって行動を共にしている。
  4. 放送局との意見交換(田中理事長対応)
B.総務省 移動通信課と4関連団体の打合せ
打合せ内容
 平成22年11月16日(火)16時から18時半、東宝本社で総務省・移動通信の代表の方達から、「4関連団体」にラジオマイクを中心にWG等での話し合いで方向性が出てきたので、その概要の説明があった。この会合の要約を口頭で報告し、意見交換をした。出された8項目を11月19日に電話で移動通信の浅井課長補佐と話し合った。(Q&Aを配布した)結論はまだ決まったことでないが前提で質問の具体的な回答にはほど遠い物であった。浅井課長補佐には、決まってしまってからでは手遅れなので意見を述べているとの見解も付け加えた。
(4)運用面と技術的検証に対する必要な体制を事務局に作りたい
 提案したが時間が無く審議出来ず、次回に再提案することにする。
(5)FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会
 地方の会員の参加者が大変少ないことに対しての善後策について意見をお聞きする予定であったが審議時間が無く、次回回しになった。
(6)次回・次々回理事会 (会議室の予約の関係で早めの確定が必要になった)
平成23年02月04日(金)午後3時00分〜5時00分
平成23年04月15日(金)同  上
「北とぴあ」8階801会議室
で承認された。

6.特別講演

ワイヤレスブロードバントの周波数再編の現況について
講演者:総務省総合通信基盤局 電波部移動通信課課長補佐浅井 淳夫 様
 同係長畠山 忍 様
講演者は浅井課長補佐です。
講演概要
配付資料は浅井課長補佐が、既に公開されている資料からの抜粋されたものを使用して説明に入る。
  1. 組織図と概要
     「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」が周波数の再編について定義した、その下にあるWG(ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ)が4月に立ち上がり、5月14日に第1回、以降パブリックコメントを2回、8月26日には中間とりまとめ。11月25日にとりまとめて11月30日政策決定プラットフォームに上がった。
  2. 何故に再編に入ったか
     電波を取り巻く状況は大きく変わってきた。周波数の確保が必要となった。
     移動通信事業者から700MHzと900MHZ帯を希望している。
     諸外国との整合性を考えて、この700MHz/900MHzは妥当である。
    700MHzは2015年,900MHzは2012年に参入可能とする周波数再編を迅速に行う。既存のシステムには移行に伴う経費負担について必要な措置をとる。
  3. 移行経費
    700MHz/900MHzそれぞれ1000億を見込んでいる。
  4. 700MHzにおける周波数数再編の基本方針
    ラジオマイクの周波数移行
    • ホワイトスペース又は1.2GHzで低遅延かの開発をする。
    • ホワイトスペースを利用する場合は利用者の利便性が低下しない、、共通周波数の確保も考える。
    • 2015年以降も免許人間で調整の上、既存ラジオマイクの利用を適宜可能とする。
    • 固定局必要に応じて周波数の有効利用を図る、必要に応じて周波数共用を可能とするための制度整備もする。
等の説明があった。
主な質疑
  1. この資料の位置付けは
    回答:全て外部に発表されている物なので、秘密書類ではない。特ラ連の特別講演の資料として下さい。
  2. 今後の流れはどうなるのか。
    回答:12月中旬に資料が出る予定とされている。決定すれば細かいスケジュールも出てくる、予算もこれからである。
  3. B型はどうなるか
    回答:10年位は現状維持になるだろう
  4. 移行に伴う移転負担について
    回答:これから決めることである。
  5. 買い換えなどの時期はどうする
    回答:900MHzの動きを参考にする。
  6. 技術的なとりまとめは
    回答:特ラ連を入れた4団体、メーカー、放送局等になるが ARIBは別になる。過去の例を手本にしていく。
  7. ラジオマイクは何もしていない旧態依然としていると聞こえるが、この20年の良い音を集音するのに努力を重ねてきた評価が何もないのはおかしいのではないか。
    回答:テレビなど見て皆さんの努力は尊敬に値しています。
(配付資料と講師の話を事務局田中が要約した)
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