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平成22年度    (在京)緊 急 理 事 会  報 告

1.日 時 平成22年09月14日(木)午後3時00分〜5時00分
2.場 所 (株)S・C・アライアンス 4階会議室
3.出席者
(出  席) 八幡泰彦、伊藤 博、小松 誠、田中章夫、橋本喜代志、半田健一、
藤井英樹、渡邉邦男(事務局:中島)
金子 孝、國枝義久(監事)
(委任出席) 稲本佳昭、太田洋世、小俣公洋、小野良行、五味貞博、鈴木久利、
西澤勝之、則行正信、舞木孝一郎、宮前真二
(欠  席) 注:企画委員会と合流する。
4.議 題 ・八幡会長より、お忙しい中の参加に感謝の言葉があった。

[報告事項]

ソフトバンクモバイル(株)によるLTE*実験の現況と報告
 前回の理事会22−01で審議していただいた主旨で交渉に入った。
 ソフトバンクモバイル(株)(以下、SBMと略す)が総務省移動通信の指示で覚書はまず放送局と煮詰めた段階後に特ラ連との打合せをすることになった。
 当初、放送局とSBMとで1CH・4CHで実験することになり、次に特ラ連との話し合いで特ラ連は4CHではなく3CHと提案。事情を理解してくれた。しかし放送局側は4CHで話をまとめていたので、急遽変更にとまどい、特ラ連からも放送局側にお願いして、その後総務省も変更を認めていただけ、覚書の文案製作の段階である。と資料を含めて説明があった。
 特に問題は無しとして了承された。

 *LTE(Long Term Evolutionの略、携帯電話の通信方式の一つ)

[審議事項]

ワイヤレスブロードバンド(以下、WLBBと略す)経過報告と今後の対応
前回の理事会22−01で報告・審議してからの動きは9月8日に移動通信課
から意見を聞きたいとのことで、「芸団協・関連と特ラ連」で構成する人達で、当日午前中に東宝本社で事前打合せし、現状維持を主張し、相手の意見を聞くことにした。
 意見交換は総務省の会議室で、移動通信課の豊島推進官、田原課長、浅井課長補佐より配布された別紙資料「WLBB実現のための周波数検討ワーキンググループ」中間まとめ[概要](案)として説明され、11月末には結論を得たいとして、各検討案の説明があった。
 我々は800MHz帯で今後もやりたいと説明した。
 それに対して、移動通信課は、聞いていただいたが、全体の状況は現状を固守するのでなく新天地を目指す発想もあるのではないかとの考えを示された。
 また、委員会構成などを含めて皆様の真実の声もお聞きしていきたい。WGのまとめにある様に2015年の通信環境を考えていると述べられた。
之を受けて、9月14日午前中に東宝本社で意見交換した。
 次回の打合せは、意見交換の内容を下記の柱にまとめて
 1.800MHz帯の必要性を訴える。
 2.移行するメリットの条件を述べて、移行にかかる経費の概算(約500億円)も記入する事にした。
 文案作成は東宝・松田氏に依頼し、21日にこの文案をこれまでのメンバーで議論する。その間、移動通信課に意見交換の場などの設定と今後のスケジュールを確認することにした。

 以上の経過を踏まえて、緊急理事会では以下の様な話しが話題になった。
  • 移行のメリットと経済的補償
    特ラ連が800に居ることは不法占拠でない、移行するメリットがあると共に移行に伴う経済的補償は完全に補償する必要がある。
    また、通常移行期間は10年と聞いている、短縮するなら、移行のメリットのあることと、経済的補償は完全でなければならない。
  • 電波利用料の考え方の分析
  • FPUとの共用波については水面下で行動して、音声専用波か共用波か詰めたい。
  • 公共のホール・会館などの移行費も忘れないで欲しい。
  • 地域別の空きは出るが、全国統一したスペースは無理に近いのではないか、統  一できないなら、800しかない。地域別は何のメリットもない。
  • 周波数の切替が短期の場合は補償額は高くなる。
  • 補償額の算定の合理的方法を研究した方が良い。
  • この6月に5年間の免許を出している、この5年間はその責任からも直近の移行は止めて欲しい。(落ち着いて業務対応できない)

 等意見が出されて、これをまとめて芸団協・特ラ連の打合せとして、総務省に機会を見て申し入れすることで承認された。
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