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祝辞

五味 貞博様特定ラジオマイク利用者連盟 設立20周年おめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。小電力無線局として、これほどしっかりした運用調整組織は、他に例がないと思いますが、放送局、劇場及びホールなどの公共サービスに利用されているラジオマイクの安全な運用を支える欠かせない存在になっております。こうした運用調整業務は、件数も年々増加する中、限られた人数で、恐らく緊急事態も多々発生する中で、ユーザーと連携して支えてこられたスタッフの方々のご苦労は、計り知れないものがあると思います。本当にご苦労様でした。
 これまで、連盟は、こうした運用調整業務に留まらず、免許申請および各総合通信局との連携、電波法の周知徹底、オリンピック開催など大きなイベントでは、海外からのラジオマイク使用者への啓蒙活動、さらには電波法改正の参画まで、ラジオマイク運用に関してあらゆる角度から活躍されており、それによって、日々のラジオマイクのスムーズな運用が実現されていると感じております。
 私は、賛助委員会委員長を担当させていただき、メーカーからの技術的情報提供などに当たらせていただいておりますが、まだまだ力の及ばないことばかりで反省しております。
 また、ARIBのラジオマイクワーキンググループのリーダーの立場としては、ラジオマイクのイヤーモニターを制度化する際や、ラジオマイクのデジタル方式の採用に向けて、連盟の方々に、ユーザーの窓口として、意見調整などにご協力をいただき、無事、制度化されることに至りました。
 こうして、運用調整の枠を超えて、業界の発展、より良い機材の開発にも大きく寄与されており、さらには、デジタル方式の運用が具体化し、ラジオマイクの運用調整も新たな時代を迎えようとしています。これまでとは異なる課題に直面することもあるかと思いますが、賛助委員会としても技術的な解決を支援しつつ、連盟として、より多くのマイクをより使いやすく運用していくような、今後のラジオマイクの進展に大きな力を発揮されることを期待して、20周年のお祝いの言葉といたします。
  略歴(パナソニック システムネットワーク(株)セキュリティビジネスユニット サウンド G・グループマネージャー)

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