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第10回関東広域圏「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」報告

 平成22年3月2日(火)午後3時00分〜5時15分/NHK青山荘 欅の間で実施しました。回を重ねて10回になり、出席者は32名(総務省、民放連、放送局、会員、特ラ連理事、技術委員長、事務局職員)
 議題は、特ラ連から恒例になっています、この「会合の意義」を説明させて頂き、「最新の技術情報」は前2回とも幹事局の話題を頂きましたが、今回は当連盟より「最近の運用連絡の実情」と「日常運用連絡・調整業務」について現況の報告をさせてもらい、この会合の意義と合わせてご理解とご協力を要請しました。
 放送局との意見交換として、恒例になっています、広域圏内・外のFPUとラジオマイクの運用調整業務の確認をさせていただきました。更に、今年度実施した中京広域圏・中国総通局管内の「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」の概要とデジタル・ラジオマイクのアンケート結果を報告しました。
 意見交換として、放送局の特ラ連と運用調整に関わる窓口担当者の定義付けに理解をいただいた。更にフリートーキングでは、活発な意見交換が出来ました。
 その後、締めくくりとして、総務省関東総通局・陸上第三課の水口様より来賓のご挨拶を受け終了しました。

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懇談会概要


田中専務理事の開会の辞で始めました。
八幡理事長
  1. 八幡理事長より挨拶
    当連盟は、A型ラジオマイクを安定運用する為に放送局と話し合うよう、当時の郵政省のご指導により設立され、20年後の今、テジタル運用も現実になり、この運用について共に情報交換をして、限られた電波資源を有効活用するよう努力していきたいとの挨拶があった。
  2. 参加者全員の自己紹介
  3. 特ラ連より
    懇談会の意義(田中専務理事)
    席上資料により、特定ラジオマイク利用者連盟はいかなる業務対応をしているのか、放送局との関係を中心に特定ラジオマイク(A型)とFPUとが同じ周波数帯域を共用する為に必要不可欠の会であるとのご理解とご協力を求め、更に、チャンネルプランの基準、運用連絡の必要性など解説しました。
  4. 最新の技術情報(木村事務局次長)
    前回・前々回は幹事局の話題を頂きましたが、今回は特ラ連で「最近の運用連絡の実情」と「日常運用連絡・調整業務」について、今般新しく製作したパワーポイントにより現況の報告と共に業務内容の詳細を説明し、この会合の意義と会わせてご理解とご協力を要請しました。
  5. 放送局との意見交換(田中専務理事)
    1. 広域圏内・外の運用調整業務の確認
      放送局と特ラ連とのFPUとラジオマイクの運用連絡・調整のルールを確認し、今まで以上の協力関係を維持し信頼関係も強めることをお願いした。
    2. 今年度実施した「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」の報告
      中京広域圏と中国総通局管内で実施した。両懇談会ともデジタルB型ラジオマイクを使用してデジタルの利点と欠点を実感して頂いた。
      又、当地で実施したデジタル・ラジオマイクのアンケート結果を報告しました。
    3. 意見交換
      放送局の特ラ連と運用調整に関わる窓口担当者の定義付けにご理解をいただき、今後は、各放送局の事情も加味して対応していくことにした。 特ラ連の勤務体制と就業時間について確認があり、運用連絡はメールにして欲しいとの要望が強かった。これからのユビキタス時代に向けシステム的な開発も進めているが財政的な面もあり、現段階ではご協力を頂きたいとした。その他活発な意見交換が懇親会でも展開された。
  6. 来賓の挨拶
    民放連 高田滋様 総務省関東総合通信局 水口芳樹様 民放連・企画部の高田 滋様からのご挨拶を予定していましたが、急遽業務対応があり、中座され挨拶はいただけませんでした。
    総務省関東総合通信局・陸上第三課の水口芳樹様より「入省した当初は放送技術課でラジオマイクの免許の業務にもタッチしておりました。運用調整的な業務もしており、その難しさを経験しております。これからも関係する皆様方の努力により円滑運用を目指して欲しい。そのお手伝はしていきたい」との激励のご挨拶をいただき、定刻の時間で終了しました。

(田中)
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