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 この度は、特ラ連努力賞をいただき大変光栄に思っております。
今回、受賞したWLマイク受信機用保温ヒーターについて簡単に説明します。
北海道では厳冬期に屋外でWLマイクを使用するときに、受信機が正常に動作せず音声出力が断となってしまうことがあます。寒冷地で経験された方も多いのではないでしょうか?私も、何度も大変な思いをして放送を出してきました。そこで、何とか簡単に対策できないものかと考え出したのが今回の装置です。
市販品のバイク用グリップヒーターを使用し、受信機をヒーターで挟み込んで暖めます。BP-90型バッテリー1個で4時間も動作するのが特徴です。バッテリーの過放電を防ぐために、市販品のカー・バッテリー・プロテクター(Velleman Inc.製Automatic Battery Protector PSPC10BP)の基板を流用し、保護ユニットも製作しました。
 気温0℃以下の、ロケ番組や中継番組(おはよう中継、ニュース中継)等で使用しています。
今ではこのヒーターが手放せなくなりました。とにかく現場ではお手軽なのが一番。これからも、このヒーターは寒冷地で大いに活躍するでしょう。
NHK札幌放送局 本間 久夫 




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