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◆第40回東京モーターショー  幕張メッセ 10/27〜11/11
 隔年開催になったモーターショーは、今回より乗用車・商用車・二輪車、その他車の関連製品すべてのカテゴリーの総合展示を「新・総合ショー」として開催された。
世界11カ国・1地域から240を超える出展社が参加し、時代のニーズと先端技術を集合させた展示と体験型形式は、その表現を音声に依るところも大きく、A型ラジオマイクは合計208本使用され、同施設同時運用の記録本数を更新しました。
早くから運営事務局と連携をとり、不法な電波の使用中止に努力し、プレスデー前日と初日にA型ワイヤレスマイクの送信周波数確認を行った。会員社のマイクは、ほぼ事前の周波数配分通り運用されていた。
開期以前よりワイヤレスマイクの運用調整でお世話になった幕張メッセの宍倉さんにご寄稿いただきました。

モーターショーのワイヤレスマイク  幕張メッセ情報機械室  宍倉 政徳
 初めての総合ショーは車に関する全ての展示という事で、ブース数が多く、マイクも相当数使用されました。
 各ブースの演出では、コンパニオンが車の周りを動いたり、ターンステージ上に位置していたりするので、ワイヤレスマイクの使用は不可欠で、又コンパニオンが両手で表現する事が多くヘッドセットはかなりの数が使用されました。
 マイクの使用については、出品者からWeb上で申請してもらい、情報の漏れをなくしました。この情報は特ラ連事務局でもリアルタイムで確認することができる様になっていて、情報を共有する事で問題解決にあたりました。
 過去の経緯から、A型ラジオマイクの運用システムについては大分理解していたので、Web上の情報で日本では使用できないと判明したものについては、使用を中止してもらう等、クリアな電波環境を作るよう努めました。
 プレス発表では、ステージ上のワイヤレスマイクとプレス使用の電波がぶつかる緊張感は拭いきれません。モーターショーは入場時に持ち物検査を実施していますが、危険物でなければ入場を阻止しませんので、すべての機器を規制するのは難しい事です。電波を使う機器に関しては、日本の法規を遵守して欲しいし、世界共通のきまりがあると良いと思います。
 モーターショー開催中は特に問題なく運営できました。


 運用されたマイクの帯域別と本数・入場者数
2帯 4帯(含イヤモニ) 2/4帯
66 67 75 208
 入場者数 1,425,800人

◆第15回名古屋モーターショー  ポートメッセなごや 11/22〜25
 運用されたマイクの帯域別と本数・入場者数
2帯 4帯(含イヤモニ) 2/4帯
7 20 30 57
 入場者数 273,700人

◆第5回大阪モーターショー    インテックス大阪  11/30〜12/3
 運用されたマイクの帯域別と本数・入場者数
2帯 4帯(含イヤモニ) 2/4帯
18 16 27 61
 入場者数 372,542人

◆福岡モーターショー2007   マリンメッセ福岡  12/7〜10
 運用されたマイクの帯域別と本数・入場者数
2帯 4帯(含イヤモニ) 2/4帯
11 9 24 44
 入場者数 96,000人

◆第7回仙台モーターショー     夢メッセみやぎ   12/15〜16
 運用されたマイクの帯域別と本数・入場者数
2帯 4帯(含イヤモニ) 2/4帯
9 14 14 37
 入場者数 49,223人

 モーターショーは東京開催を皮切りに、名古屋、大阪、福岡、仙台へ移動。すべての開催が前回の規模を上回り、伴いA型ワイヤレスマイクも多用された。各主催者の協力を得て、全ての開催で早期に周波数配分が行われ、大過なく幕を閉じた。
 社団法人日本自動車工業会、株式会社幕張メッセ、各主催者、放送局、会員の皆様のご協力で、期間中、記録的な本数の運用ができました。心より御礼申しあげると共に、A型ラジオマイクのクリアな運用のため、今後更なるご助力を賜りますようお願い申しあげます。
(木村)
 
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